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D1グランプリ 第4戦&エキシビジョン 舞洲特設コース

2017.07.27

~7月21日(金) 予選日~

D1GP Rd.4。シリーズ折り返しとなるラウンドの会場は大阪 舞洲スポーツアイランド。1年ぶりの開催となる大阪ラウンド。加速区間はお台場特設コースの約2倍ほどの長さとなり、ドリフトを開始する振り出し位置に1セクターが設定された。ここでは区間内最高速を計測しつつ、鋭い振り出しを求められる。続いて、距離の長い2セクター。ここでは角度を大きく保ちつつ、平均速度の高さが求められる。若干の空走区間を挟み、右に大きく回り込む3セクターを通過し、勢い良く振り返しをする4セクター。そして、再び外周へと戻る5セクターでフィニッシュ。進入速度はお台場特設コースより約30キロほど高い(平均約140キロ)コースとなった。

予選前の練習走行は2本。(各15分間) 路面はドライ。気温は30度を超え、路温も50度を超えるコンディションとなった。

図5

1本目の走行では空気圧をフロント2.2キロ、リア1.5キロに設定し、ファイナルギアは3.9を装着して出走した。練習時DOSS最高得点は96.66点。ストレートスピードを上げること、1セクターの振り出しの鈍さが課題となった。少しギアが軽すぎる(クロスすぎる)印象があったために、練習走行1本目終了直後にファイナルを3.7に変更した。配点の高い1・2セクターにギア比を合わせ、車体に乱れが出てしまうシフトダウンは2セクター後の空走区間に行うこととした。

練習走行2本目のDOSS最高得点は97.17点。進入速度は約2キロほどしか上がらなかったが、振り出しを鋭くすることができたために得点をあげることができた。予選走行ではセットに変更は施さず、進入速度を上げるべく、練習走行より半車身分、振り出し位置を遅らせることにした。

予選走行。46台中16台が翌日の単走決勝に進むことができる。

図3

予選1本目。振り出しの位置だけに気を付け、走行。練習走行時よりも半車身分、振り出し位置を奥側に遅らせ1セクターに進入。路面が粗く、バンピーな舞洲特設コースではマシンのバタつきがもろにDOSS得点に響いてしまうため、その他セクターはできるだけ修正が入らぬよう丁寧にドライブ。結果、進入速度が練習走行時に比べ8キロ速くなったことにより、1セクターの点数が上がり、全体のDOSS得点は97.85点。続いて予選2本目は更に得点を伸ばすべく、1セクターで思い切り振り出すも、過空転が多くなり全体的なスピード感に欠け、DOSS得点は97.60点。1本目のDOSS得点が採用され、予選突破を果たした。

予選順位10位

~7月22日(土) 決勝日~

まずは単走ファイナル。シード選手も混ざり、24台から16台に絞られる。午前9時40分から15分間、チェック走行が行われた。単走ファイナルに向け、DOSS得点を上げるべく、リアショックの減衰力を硬くし、リアタイヤのエアプレッシャーを0.5キロ下げた。

図4単走決勝1本目。時刻は午前11時30分。予選走行時に比べ、リアのトラクションを上げ、進入速度・区間平均速度を上げ、全セクターの得点アップを狙った。

舞洲特設コースは路面が非常に粗く、更には路温50度超ということもあり、タイヤにかかる負担が非常に大きい。その為、単走ファイナルはタイヤがフレッシュな状態の1本目で確実に得点を取ることが求められた。1本目で必ず得点を出さなければならないというプレッシャーを感じつつも、スタート。全体的にまとめたものの、トラクションアップを狙って固めたリアショックの減衰が災いをし、マシンにバタつきが生じてしまう。ドリフトアングルの安定感が少し欠けたことによる減点が入り、DOSS得点は97.68点。予選時よりも点数は落ちてしまったが、1本目のDOSS得点で追走トーナメントの進出を決めることができた。

単走ファイナル順位8位

追走決勝。Best16 相手はTOYO TIRES GLION TRUST RACING 末永 正雄選手。(マシン:NISSAN R35 GT-R エンジン:VR38DETT タイヤ:TOYO PROXES R 888R) 1000馬力を発生するVR38DETTを搭載した2015年シリーズチャンピオンマシン。ハイスペックなマシンではあったが、単走ファイナルにおいて2本走行している為、相手のタイヤは決して性能を100%発揮できるとは言えない状態であった。

図2追走トーナメント BEST16 1回戦 まずは先行。タイヤのコンディションが良いこととマシンの軽さを生かし、先行ではスタートから1セクター脱出に勝負をかけた。狙い通り、スタートで引き離した状態で1セクターに突入。ミスなく2セクターが、追いつかれてしまう。2セクターからフィニッシュラインまでピッタリと迫られることとなり、判定は7.0対8.0で末永選手に1ランク。

入れ替えて後追い。先行時同様、スタートから1セクターに勝負をかけた。ミスなくスタートを切り、同じようなタイミングで先行車と1セクターに飛び込む。1セクターでは捉えることができたが、2セクターからジワジワと車間距離を離され、フィニッシュライン通過時にはマシン1台分ほど離されてしまう。前後入れ替え後の判定は6.5対6.0で私が0.5ランク取り返すも、勝負をひっくり返すには至らず。0.5ランクの差により、末永選手に軍配。BEST16敗退となった。

最終順位11位

~7月23日(日) エキシビジョン~

図1エキシビジョンは単走ファイナルから行われた。マシン出力別に大・中・小3クラスに分け、各グループから5台、全体の得点順で1台、計16台が追走トーナメントに進出する。チェック走行では、路面のコンディションが悪く、全体的なDOSS得点が低いイメージ。単走ファイナル1本目。路温の関係か1セクターでアンダーステアを出してしまう選手が多く見られたので、フロントタイヤのエアプレッシャーを0.4キロ下げた。慎重に1セクターに飛び込んだが故に点数が伸びず、96.11点。2本目は進入速度を上げるも全体的な得点アップはならず、97.13点。2本目の得点でギリギリ追走トーナメント進出を決めた。

追走トーナメント BEST16 1回戦 対戦相手はWISTERIA TOYO TIRES 藤野 秀之選手。(マシン:NISSAN 180SX エンジン:2JZ-GTE タイヤ:TOYO PROXES R 888R) 890馬力を発揮する2JZエンジンを搭載したマシンを駆る藤野選手。Rd.4のBEST16同様にスタートから2セクターまでの間にいかに勝負をかけられるかが鍵となった。まずは先行。スタートでは少し距離を離すも、やはり2セクターから距離を詰められ、そのままの状態でフィニッシュラインを通過。藤野選手に1ランク。入れ替えて後追い。1セクターでぴったりと詰め寄るも、vs末永選手同様に立ち上がりでマシン1台分ほど距離を離されてしまう。後追いで0.5ランク取り返すも勝負あり。エキシビジョン 追走トーナメントもBEST16敗退となった。

最終順位16位

自身のマシンに有利な特設コース。必ずポイントを取らなければならないと意気込んで挑んだラウンドでした。マシンにトラブルが一切出ないこと、走ることにだけ集中できるチーム環境を作っていただいていることもあり、非常に落ち着いた状態で戦うことができたラウンドでした。その中で、今自分に足りないものを明確にすることができ、大変意味のあるラウンドでした。

次戦は8月エビス、デュアルラウンド。しっかり準備をし、万全の状態で戦って参りますので、応援・ご協力の程、応援のほど、よろしくお願い致します。

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