D1 GRAND PRIX / STREET LEGAL / FORMULA DRIFT
D1グランプリ 第7戦 お台場特設コース
2017.10.24
いよいよ迎えたD1GP最終戦 お台場特設コース。年間シリーズランキング24位までしか出場権が与えられない最終戦は21位で迎えた。
Rd.1に似たレイアウトとなったが、少し加速区間が長く設けられた。1セクターは車速を乗せ、鋭く振り出す。2セクターではその角度を保ったまま安定した状態で高いアクセル開度で通過する。その後空走区間を通過し、小さく回しこむ3セクター。4セクターでは5セクターに向け、素早く振り返し、その角度を保ったままフィニッシュ。1セクターの振り出し方に非常に重点を置いたDOSS設定となった。
練習走行。フォーミュラドリフト奥伊吹以降足回りに大きな変更を施し、ファイナルは3.9に変更し、車高は前後とも約30mm程度下げた。練習走行は15分が2本設けられ、1本目はドライ路面。1~2セクターは3速、3~5セクターは2速を使って走行したが5セクターのみ回転が足らず、頭打ちしてしまっていた。各セクターの安定感はあるものの、1セクター飛び込み時の躍動感が出せないような状況であった。
2本目はギア比を3.7に変更し、低ミューでギャップの大きな路面の対策としてスプールデフを選択した。非常に良い感覚が掴むことができたが、ギアが重くなったことにより、1セクターの区間最高速度が低下した。ギア選択は3.7の時と同様であったが、5セクターまで回転が足りるようになり、全体的に走行しやすくなった。
しかし、機械エラーの為、練習走行の点数を確認することができずファイナルギア変更による点数の良し悪しを判断することができなかった。練習走行後半に雨粒が落ちたが、予報的には決勝日単走決勝時に路面は乾くと踏み、3.7スプールデフを選択した。
~10月7日(土) 決勝日~
決勝日。まずは朝イチに15分間のチェック走行が設けられた。路面はウエット。雨脚は弱まる一方だったので無理にウエット路面を攻めることはせず、マシンのチェック程度で走行を終えた。スプールデフはウエット路面との相性が非常に悪いが、単走決勝までには乾くと予想し、デフに変更は施さなかった。
単走決勝。32台中16台が追走トーナメントに進むことができる。単走決勝は1本目の点数で上位8台が勝ち抜け、勝ち抜けなかった16台が2本目の走行をし、残り8台を決めるというやり方で行う。タイヤがフレッシュなうちに点数を取るべく、1本目に勝負をかけるオーダー。
単走決勝1本目。路面はほぼドライだがまだ濡れている箇所があり、ラバーもあまり乗っていない状況。振り出しを奥目にし、鋭く振り出す為に逆振りを入れる。2セクターからは車がバタつかないように丁寧にドライブする。1セクター進入の逆振りが少し大きくなってしまったものの、全体的にはイメージ通りに走行することができた。点数は98.57点。ところどころ濡れている箇所もあったがハンドルを取られることなく走りきることができた。1本目の得点で5位につけることができ、追走トーナメント進出決定となった。
単走決勝5位
- Best16 対戦相手はSEIMI STYLE DRIFT TOYO TIRES 田中 省己選手。
(マシン:S15シルビア 2JZ-GTE 3.1L タイヤ:TOYO TIRES R888R)
まずは先行。後追いでポイントを取る為に先行は無駄な空転をなくして走行するというオーダー。スタートも成功し1セクターに入ったところで田中選手に軽いプッシングをされ、本来のラインから1本外側を走ることになってしまう。大きなラインをトレースする私の背後にぴったりと田中選手が合わせこみ、2ランク取られてしまう。入れ替えて後追い。2ランクをひっくり返すべく、リアタイヤの内圧を下げ、ブーストを0.2上げた。1セクターに向け、同時に飛び込むもブーストを上げたことにより燃料が足りなくなり、失速を繰り返し、2セクター・5セクターで大きなインカットをしてしまい、2ランクは取り返すことができず、Best8進出とならなかった。
決勝総合11位
今ラウンドは単走決勝通過時までチームとして様々な作戦を練り、様々なパターンを想定し戦うことができたが、追走においてはまだ未熟な部分が出てしまう結果となった。
2017D1GPシリーズランキング20位となった。追走で一勝をあげることができなかったものの、昨年の37位に比べると大きく順位を上げることができた。
全7戦、応援ならびにサポート頂き誠にありがとうございました。
単走ランキング16位 総合20位