レポート

SUPER GT

Round2 FUJI GT 500km RACE予選レポート

2021年5月4日

予選初トライの名取選手がQ1Aグループで7位

Q2は小林選手が手堅く12位に

SUPER GT第2戦は例年通りゴールデンウイークの富士スピードウエイで開催。少し冷たい風の中、富士山がくっきり見える快晴のコンディションで公式練習が開始された。パワーステアリングの不具合も完治し、もちろん開幕戦以上の結果を求めてコースに出た。

小林選手から走り始め、何度もピットに戻り細かな調整を続けていく。名取選手と交互に交代しながら約1時間半の練習走行を終わったが、タイムは最終周に名取選手が出した1‘37.748がベスト。この時点ではトップグループとはやや差がついていた。マシンの状態もまだ詰める余地が残っている印象だった

午後の予選は、スーパーGTの予選は初めてという名取選手がQ1を担当。気温20℃、路面温度32℃でコースイン。タイヤのウォームアップ後、5周目に名取選手が出したタイムは1‘36.517!午前中の練習走行時から1秒以上タイムを縮めて7位に入った。Aグループの各マシンは、ほぼ同じタイミングでタイムアタックをしていたので、残りの秒数を考えると逃げ切れるポジションに食い込めた。見事にQ2への切符を手に入れてピットに戻ったのでした。

間に500クラスのQ1を挟んで、いよいよQ2が始まる。気温、路面温度とも大きくは変わっていないコンディション。小林選手もタイヤのウォームアップ後アタックするがやや誤算が起こり、十分にウォームアップできないままタイムアタックせざるを得ない状況に。それでも全体では12位に入り、明日のスタート順位が決まった。

実は久しぶりのQ2進出だったが、チーフエンジニアの一瀬さんは「午前中の練習走行からはセットアップを結構変えてます。それが効果的だったのと、路面温度が下がってタイヤのグリップが戻ったことなどが複合しての結果です」という。明日は「NSXはストレートのスピードが遅く抜きにくいので、いろいろ工夫してポイントを持ち帰れるようにしたいですね」と語ってくれた。明日の決勝はワクワクするレースが見られそうです、ぜひ応援をお願いします。

小林選手

午前中の練習走行では、走り出しの調子は良くはなくQ2も無理な感じだった。そこからチームが頑張って車を作り、名取選手の頑張りもありQ2に進出できた。僕自身は、Q2は思うような満足できるアタックじゃなかったけど、12位でそれなりの午前中の状態を考えると上出来のポジションでスタートできる。明日はチームと力を合わせて追い上げたい。

 

 

 

名取選手

Q 1は特別に緊張はなかった。いつも緊張しないんです。7位に入れたのは、午前中に比べ良い車をチームが作ってくれたので、感謝しています。明日は小林選手と力を合わせ上を狙っていきます。もっと周りの人たちに見てもらえるように頑張ります。

 

RELATED CONTENTS

個人スポンサー加入はこちらから