SUPER GT

車両も完成し、迎えた予選日。前日からの雨でコース上には水気の残る箇所もありましたが、天気は快晴で夏に戻ったかのような暑さです。

9:00からの公式練習は、中山選手からスタート。コースに合わせて足回りの調整を細かく行います。
開始20分を経過すると、1分20秒590と1番手に。その後更新されてしまったものの、佐々木選手の持つ2013年のコースレコードに迫るタイムとなりました。
途中、赤旗のタイミングで佐々木選手に交代。
86マザーシャーシを初めてドライブする佐々木選手も、豊富な経験から的確に車両の感覚を掴んでいました。
それぞれのドライバーの声から、1番良いセッティングを決めていきます。
ドライバーも好感触な様子で、予選に向けて明るい兆しが見えていました。

ピットウォーク後、Q1は中山選手のアタック。
開始5分ほどからコースインし、タイヤを温めます。
落ち着いてアタックを続け、ラップタイムは1分19秒783。
5番手に着くと、そのままトップ（1分19秒076）との差0秒707で終了となりました。

Q2は佐々木選手のアタック。開始2分ほどでコースに入ると、直後に赤旗中断。
気を取り直し、残り9分30秒で再開すると、5周目で1分19秒739を記録します。
トップ（1分19秒107）との差は0秒632、予選は4位で終了となりました。
シリーズ参戦1年目最高順位を記録し、決勝は4番グリッド、2列目からのスタートです。

しばらくトラブルに苦しんでいたマシンも、菅生のコースを待ち望んでいたかのような快走を見せてくれました。
チーム一同、表彰台しか見えていません。決勝に向け、勢いづいています。