SUPER GT
【Rd.6鈴鹿】予選レポート
2016.08.30
鈴鹿サーキット
■1周:5,807m
■従来のコースレコード:1分58秒248
【予選】晴れ/ドライ
Q1:山田選手 28台中 3位(1分58秒923)
Q2:中山選手 14台中 1位(1分87秒876)
午前の公式練習では、中山選手が17周、山田選手が10周を走行。
7月の公式テストのデータをもとに行ったセッティングも好感触で、ベストタイムは1分59秒782(トップとの差:1秒179)、4番手にて走行を終えました。
予選Q1は、山田選手が出走。
スタート後、他のマシンが続々とコースに出るのを見送り、間をおいてコースに出ると、順調にペースを上げ、3周目には1分59秒095を記録しました。
「ピットに戻るか」との問いかけに反して、その後も集中してアタックを続けた山田選手。
4周目にはさらに1分58秒923を記録、全部で5周を走行し、ピットに戻りました。
Q1最高順位となる3位に上り、ポールポジションを獲る、という強い意気がチームにみなぎります。
山田選手からバトンを繋いだQ2は、中山選手のアタック。
無駄のない走りで、3周目、1分57秒876という圧倒的なトップタイムを叩き出しました。
4周を走り終え、早々にピットに戻ると、チームはモニターを見守り、祈ります。
他の追随を許さず、そのままQ2はチェッカーに。
TEAM UPGARAGE with BANDOHは、参戦2年目、第6戦で初めてのポールポジション獲得となりました。
山田選手「Q1はほぼミスなく走ることが出来たので、自分としてはすごく満足した走りができたと思います。Q2に向けてマシンのバランス等、しっかりとフィードバックをすることもできたし、そこから中山選手もタイムアップすることができたので、自分の記録には本当に満足しています。今日はドライでポールを獲っているので決勝もドライを願いますが、前回の鈴鹿テストも雨の中でしっかり走ることが出来たので、雨が降っても不安はありません。自信を持って、2人で長丁場を走り抜きたいと思います。」
中山選手「予選については、山田選手がQ1を走り、フィードバックをしっかりして、その流れをQ2に繋げてレベルを上げていく、ということを7月のSUGOから積み重ねてきました。今回は山田選手のフィードバックが非常に良く、僕も気持ち良くアタックが出来て、ポールポジションが獲れて、非常に嬉しいです。今年の1000キロは5回ストップ、毎回のドライバー交代が義務なので、作戦面はエンジニアに任せていますが、できるだけ自分が引っ張って、なるべく作戦の幅ができるようにしたいと思います。JAF勢のマザーシャシーは、前に車がいない状況の方が自分のペースを保って、良いペースでレースを進められると思うので、明日はポールスタートなので心配ありません。確実に駒を進めて、最終スティントまで気を抜かずに走ることが1番です。天候に関しては不安定ですが、どちらにしても心配はないと思います。」