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D1 WEST JAPAN 第3戦 瀬戸内海サーキット

日時:2016/10/15
場所:瀬戸内海サーキット
審査員:神本 寿・内海 彰乃 副審:田所 義文 実況:鈴木 学

審査区間は右図の区間になります。setonaikai_course
今回の瀬戸内海サーキットは、2コーナーの幅員が広く、ラインを見誤りやすい。 とはいえラインを重視するあまりにコントロールしやすい車速で振り出してしまうと高得点は望めない。審判員のケツが浮き上がるような強烈な飛び込みがキモとなり、そのためには最終コーナー手前のヘアピンからどれだけ車速を乗せられるかが重要となるサーキットです。

10/15 単走決勝

非常に天候も良く、快晴かつ気温もそれほど高くなくマシンもドライバーにも負荷が少ない条件の中、単走決勝が行われました。
全エントリー39台から16台に絞られる単走決勝。審査のポイントは振り出しの位置と鋭さ、2コーナーのライン取りが重点的に評価されていました。

14799805_665060523650380_1742441465_o単走1本目
最終コーナー手前より薄めのドリフトアングルにて車速を稼ぎ、ストレートで十分に加速し他の選手よりも1台ほど審査員席寄りで振り出しましたが、ドリフトアングルが計算より深くならず、審査員席前の土手に左リアをヒットさせてしまいました。
しかし、その後の2コーナーへのアプローチラインをトレース出来たことと、振り出しの位置を審査員席寄りに持ってきた気持ちと迫力(パッション)が評価され、コースアウト減点はあったものの、97.01点とボーダーラインを1本目の走行で超える事が出来ました。

単走2本目
1本目で予選突破がほぼ確実でしたので、さらに得点を伸ばし上位で予選通過を狙うために1本目で失敗した振り出しのドリフトアングルを意識しましたが、その分振り出しの位置が審査員席より少し遠くなってしまい、迫力の欠く進入になってしまい、その後のライントレースは出来たものの、96.65点と落とす結果になってしまいましたが、1本目の得点で14位にて通過することが出来ました。


BEST16 追走トーナメント

BEST16追走トーナメントはシリーズランキング2位につける福岡県出身の古賀誠進選手(KIS-COMPLETE)と対戦いたしました。非常に速い相手ということで、単走時よりエアプレッシャーとサスペンションの減衰をトラクションがよりかかる方向へ調整を行い、新品タイヤも投入して臨んだ一回戦。

14800005_665060626983703_2099079262_o1本目 後追い
最終コーナーよりセッティング変更が功を奏しホームストレートの立ち上がりまでしっかりと相手のテールを捉える事が出来ましたが、ギア比の関係上シフトアップをすると引き離されると考え、2速のまま振出へ。回転数の余裕がなくサイド進入になってしまったために若干振出では距離が出来たものの、審査員席前から2コーナーにかけては距離を詰め、8対8のイーブンに。

2本目 先行
先行時はホームストレートでしっかりとシフトアップを行い思い切った振出を行うものの、ドリフトアングルが付き切らない状態で加速をせざる得なく、審査員席先から2コーナーアプローチのラインを車1台分アウトをトレースし、7対8でワンランク取られてしまいBEST16にて敗退致しました。


14632500_665060470317052_1936734460_oWESTJAPAN SERIES全3戦の中で一番冷静に走行出来た大会でした。

単走の練習の段階から、様々なパターンの練習を行ったりすることが出来たのも、早い段階で単走を形にすることが出来たからだと思います。

その分、追走ではいつもの単走通りに走行していれば、と思う面もございますが、この悔しさは全て、EASTJAPANSERIES最終戦の日光サーキットラウンドへぶつけたいと思います。

非常にリスキーかつ、テクニカルな西日本のサーキットを転戦してまいりましたが、本戦をもちまして、WEST JAPAN SERIESの全戦を終える形となりました。Rd3瀬戸内海は単走14位・総合14位。シリーズを通しては27位という結果でした。

なかなか、走行する機会も無い西日本のサーキットでは有りましたが、全3戦を通して非常に得るものは大きく、シーズン開幕前と比べるとシリーズを通じてレベルアップを感じることが出来るシリーズだったことをWEST JAPAN SERIESに関わった全ての関係者の皆様、そして出場に際してご協力頂きましたスポンサー様に感謝いたします。

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