D1 GRAND PRIX / STREET LEGAL / FORMULA DRIFT
フォーミュラドリフト 第5戦 岡山国際サーキット
2017.11.01
~10月27日(金) 公式練習日~
FormulaDriftJapan Rd.5の会場は岡山県 岡山国際サーキット。
使用コーナー、指定クリップポイントは昨年同様である。アウトクリップが3箇所、インクリップが2箇所設定され、審査員のRyan Lanteigne,Andy Yen,Robbie Nishidaの3名がそれぞれSTYLE, ANGLE, LINEを採点した。スタートラインは通常通りメインストレートに設置される。まずは第一コーナー。90度以上回り込んでいて進入時点ではコーナー出口が見えない第一コーナーに設置されるのがアウトクリップ1。その後特設のシケインにインクリップ1が設定され、振り返した箇所にアウトクリップ2、そしてそのままコンクリートウォール沿いに車を運びアウトクリップ3、最後にS字コーナー内側に設置されたインクリップ2を通過しフィニッシュ。
決勝日に台風が接近されることが予想されており、追走トーナメントが行えなかった場合には予選結果が最終リザルトになる可能性もあった。シリーズ最終戦ということもあり、予選トップ、決勝トップを取るべく練習走行から気合十分で挑んだ。
セット変更を行うことが前提だった為、練習は50分の走行を2枠取っていた。練習1枠目、ファイナルギアは3.7、リアタイヤの内圧は常用より高めの3.0キロに設定し、コースに出た。第一コーナーは審査員席からは見ることはできないがカメラ映像で審査が行われる為、イニシエーションの激しさ、アクセルオフの時間を短くすることをイメージ。特設シケインでは振り返しを素早く行い、コンクリートウォールに向かって車を飛ばすことをイメージし走行した。1枠目の練習走行後半には第一コーナーのアウトクリップ1、シケインのインクリップ1の距離感・振り返しの速度はイメージ通りのものとなった。しかし、アウトクリップ2・3の距離感は合っておらず、高得点を取るにはよりアウトクリップ3に向けて高い速度で進入することが求められた。
練習走行2枠目。マシンセットはフロントブレーキパッドの変更、リアタイヤの内圧の変更を行った。パッドは今回の岡山に向けて制動力の高い物を導入したがプッシュアンダーが多く出るようになってしまった為に、制動力が低いものに変更。第一コーナー脱出スピードを上げることを狙い内圧は0.3キロ下げた。徐々に全体的な距離感が合うようになり、振り返しのスピード感も十分なものになってきた。しかし、2枠目の最後の1周でアクシデントが起きた。
それまで出ていた太陽が突如雲に隠れたことにより、アウトクリップ3進入時、コンクリートウォールとの距離を見誤り、全く減速をしないままウォールに突っ込んでしまった。ウォールに激突し、跳ね返った衝撃で1回転した後、マシンは停止したものの衝撃でドライバーは気を失ってしまった。幸いにも火災等には至らなかったが、ドライバーは近くの病院に救急搬送されてしまう形となった。
非常に当たり所が悪く、時速約90キロ超の状態でコンクリートウォールの角に衝突してしまった。進入時はラインが外れていっていることに全く気が付かず、衝突寸前までアクセルは全開の状況であった。車両回収後、メカニックが修理、ならびに修理に必要なパーツの確認にあたったが、マシンへのダメージが想像以上に大きく、パーツのみでは修復不可能ということが分かり、残念ながらリタイヤが余儀なくされた。
Rd.5 リタイヤ 2017シリーズ最終ランキング 7位
最終戦ということでどうしても勝ちがほしかった岡山国際ラウンド。残念ながらクラッシュによるリタイヤという結果に終わりました。シリーズランキングは7位となり2017シリーズを終えました。今シーズンも応援してくださった皆様ありがとうございました。