SUPER GT
【Rd.7オートポリス】予選レポート
2015.11.04
20号車として臨むオートポリス。9時からのフリー走行では、まずは中山選手がハンドルを握ります。
暑さ対策を行ってきた前回大会までと違い、タイヤも温まりにくい状態です。
開始2周目で赤旗中断がありながらも、路面とマシンの状態を冷静に分析して調整を行いました。
好調な走りを見せた前回の菅生大会のセッティングから、さらにオートポリスに適したマシンをつくり上げます。
フリー走行では、中山選手が17周、井出選手が11周を走り、5番手でチェッカーとなりました。
ラップタイムは1分44秒387(中山選手16周目)。トップ(1分43秒669)との差は0秒117で、Q1に向け士気が上がります。
予選では、今回初めて、中山選手ではなく、井出選手がQ1をアタックすることになりました。
ポールポジション獲得に向け、まずは着実にQ2進出を目指します。
13時30分。Q1スタートと同時にピットが慌ただしくなります。
なんとマシントラブルが発生し、マシンを出すことができなくなってしまったのです。
調べてみると、リアのミッションのコンプレッサーが異常を示していました。
コンプレッサーは、バッテリーに繋げば回すことができますが、圧を調整できない状態になっていました。
ミッションへの負担を考えるとそのまま出走することはできません。
なんとかマシンを出走させたいとの思いでメカニックも全力を尽くしましたが、原因がわからないままQ1は終了。
出走は叶いませんでした。フリー走行の結果が良好だっただけに、残念な結果です。
結局、問題はコンプレッサーのカプラーにあることが判明。過電流により焼けてしまっていたのです。
こちらはチームで自由に替えられるパーツではないため、ひとまずパーツを新しいものに交換し、様子を見ることとなりました。