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REPORT SUPERT GT

【Rd.7菅生】レポート

2019年9月25日

【予選】天候:曇り 路面:ドライ
Q1:1’19.023  Bグループ10番手/14台中 Driver:小林
Q2:進出ならず

【決勝】天候:雨 路面:ウェット
1st:ARTA NSX GT3 高木/福住 2:08’11.525
2nd:グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口/片岡 +15.162
3rd:K-tunes RC F GT3 新田/阪口 +56.566

10th:UPGARAGE NSX GT3 小林/松浦 +2lap

 

 

シーズンも残すところあと2戦。スポーツランドSUGOにて行われる第7戦は、ウェイトハンディが通常の1ポイントあたり2kgから、半分の1ポイントあたり1kgと軽減され、ハンディキャップによる差が少なくなるラウンドだ。
18号車のハンディウェイトは12kgとなり、ライバルたちに比べると少ないウェイトということで、このチャンスを逃すことなく、勝ちに行きたいところだ。

予選日は雲も多く、気温、路温ともになかなか上がらない状況となった。
午前の練習走行では各車路温の低さに悩まされているのか、なかなかタイムが出ず、13周目に1’19.195とし9番手とするものの、その後セットアップがうまく決まらず苦戦。
後半にニュータイヤを投入し再びアタックをし、タイムを1’18.928と更新し再び9番手とするが、その後路面状況の改善してきたコースにライバルたちがタイムを更新し、最終12番手タイムとなった。

迎えた午後の予選。スポーツランドSUGOはコース全体が狭く、台数の多いGT300クラスは組分けによってQ1が2グループに別れる方式を、昨年から引き続き採用。前戦オートポリスまでのランキングをもとに別れたグループで、チームアップガレージはBグループとなった。
Q1突破を目指しハンドルを握るのは小林選手。コースオープンと同時にアタックを開始すると3周目に1’19.139を記録するもタイムが伸びず、続いてアタックしていくライバルたちにタイムを更新されると、残り1分半ほどの時点で順位は10番手。再度アタックに入る小林選手はチェッカー間際の6周目にセクター1、セクター2と更新し、タイムをわずかながら1’19.023と更新をするが、順位は変わらず10番手に沈み、Q2進出とはならなかった。

 

決勝日は事前の予報では、決勝スタートあたりから雨が降り出すとのことで、オートポリスに引き続き雨によってレース展開が大きく変わる難しいレースになることは避けられそうにない。
前日の予選Bグループで10番手とした18号車のスターティンググリッドは20番手。Q1ファステストの61号車がAグループだったため、自動的に17位以下がAグループが奇数グリッド、Bグループが偶数グリッドと決定した。後方からのスタートとなったが、雨の絡む決勝に必ずチャンスはあると信じ、前を目指すのみだ。

予報の通りグリッドに整列をし、グリッドウォークが終了するまえあたりからパラパラと雨が降り始め、各車グリッド上でタイヤの選択に悩まされる。チームアップガレージは作業禁止時間のギリギリ手前にウェットタイヤを選択することを決定した。
スタート直前に降り出した雨は弱まることはなく、決勝スタート時にはコースはウェット状態となっていたため、スタート同時スリック勢が全くペースを上げられず順位を落とし、その隙をついて18号車も順位を上げ、一気に10番手までジャンプアップすることに成功。
スタート後数周スリックで耐えていた前を走るライバルも、弱まることのない雨によって乾かない路面にウェットタイヤへの交換を余儀なくされピットイン。ここで7番手まで順位を上げる。
その後1台にパスされてしまったものの、27周を走ったところで8番手を保ちピットインする。このピットインでさらにチャンスを掴むべく、リアのみ交換を選択し、ピットアウトしたところで18番手とするが、レース後半に雨が弱まった場合を想定し、固めのタイヤを選択した事が裏目にでてしまい、なかなか暖まらないタイヤでペースが上がらず、暫定1位を走行する96号車にラップダウンされてしまう。さらにこの後38周目にコースアウト車両によってセーフティカーが導入されてしまい、先頭集団がSC直前にピットインを済ませるなか、96号車の後ろを走る18号車はこのタイミングで先頭集団との1周差が開いたまま、ここで実質勝負権を失ってしまう形となってしまった。
レース再開後も固いタイヤは全く暖まらず、一時7番手まで順位を上げるが、まるで氷の上を走っているかのような厳しい状況のマシンで、必死でペースを保つも、後続のライバルたちを防ぐことができず、最終10位でフィニッシュとなった。

ウェットタイヤの選択によってジャンプアップを果たすものの、セーフティカーの導入によって実質5位以上がほぼ確定してしまい、その中でもさらに前を目指して戦いましたが、残念ながら最後巻き返しを許す形となる悔しい結果となった。
残す最終戦はウェイトハンディのないガチンコ勝負となります。新しいマシンで挑んだ今シーズンの全てをぶつけて、最後に優勝を手にするべく全てを出し切りますので、最後まで応援よろしくお願い致します。

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