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【Rd.8もてぎ】レポート
【予選】天候:晴れ 路面:ドライ
Q1:1’47.411 19番手/29台中 Driver:小林
Q2:進出ならず
【決勝】天候:曇り 路面:ドライ
1st:GAINER TANAX GT-R 平中/安田 1:32’19.435
2nd:LEON PYRAMID AMG 蒲生/菅波 +4.677
3rd:K-tunes RC F GT3 新田/阪口 +13.484
19th:UPGARAGE NSX GT3 小林/松浦 +1lap
2019年シーズンもあっという間に最終戦を迎え、第8戦目となるツインリンクもてぎでは、前線までのポイントウェイトハンディもなく、全チームが今シーズンの全てを出し切るガチンコ勝負となる。ここまで第5戦富士で4位と表彰台まであと一歩まで迫るものの、上位に食い込む戦いができず悔しい結果が続いているが、最終戦良い結果で終えられるよう全力で臨んでいく。
予選日午前の練習走行では10周目に小林選手が1’47.634を記録するが、後半タイム伸びず20番手となった。アンダーが強くなかなかタイムが伸びず、午後の予選に向けアジャストしていく。
午後の予選は小林選手での突破を狙う。今シーズンは予選での一発の速さを発揮出来ず、第5戦以来Q2に進むことが出来ていない。まずは16位以内に食い込み突破したいところだ。
Q1ドライブは小林選手。スタートと同時にコースインしアタックに入っていく。気温・路温ともに低く普段より1周多くタイヤの熱入れを行うと、4周目に1’47.863で12番手とする。しかし、まだライバルたちもタイムを出しておらず、確実にタイムを伸ばしてくるため、一度クールを入れ再アタック。6周目にセクター1、2、4を更新し1’47.411とするとこの時点で15番手。さらにタイムアップを狙う小林選手は引き続きアタックを続け、7周目セクター1を更新するもののベストラップは更新ならず、最終的には19番手と突破を果たすことはできなかった。
決勝日は事前の天気予報では雨のマークがついていたが、当日の朝になるとなんとか決勝終了まで崩れることはなさそうだ。ジャンプアップを狙いたいチームとしてはレースペースのみでの作戦では前に出ることは厳しいため、タイヤ無交換、2本交換も想定して決勝に向けて準備を進める。
迎えた最終戦のスタート。スタートドライバーは松浦選手。スタート直後に2号車と50号車が飛び出してしまう。ここで良いスタートを切った松浦選手は2号車も含め3台をパスし一気に16番手まで上昇。しかしその直後ペースの速い96号車がすぐに追い上げてきて1つポジションダウン、4周目に17番手とする。つづく5周目にGT500の先頭集団が絡むなか、前を走る34号車が一気にペースダウンして再び16番手とする。250kmの短いレースのもてぎではGT300のミニマムスティントは15周となり、各車やはりミニマムでピットインを行い始める。18号車もピットインするタイミングを伺う中、ジャンプアップを狙ってタイヤ無交換で行くかどうかの選択を迫られる。一気に前に出るには無交換しか選択肢はなかったが、前半の走りの中でもタイヤの摩耗は厳しく、チームは4本交換を選択し、20周目にピットイン。タイヤ交換と給油を行いコースに復帰すると20位とする。後半のロングスティントは小林選手のプッシュで前を目指すが、淡々とレースは進み。1つポジションを上げるも、最終的にはスタートからポジションキープの19位フィニッシュとなった。
2018年まで使用したマザーシャーシからNSX GT3 EVOにマシンを変えて臨んだ2019年シーズンは、昨年よりチームランキングを下げる15位という結果で幕を閉じた。
開幕戦から常にシーズンを通して優勝争いの出来るチーム作りを目指し、ドライバー、マシン、メカニック、スタッフ一同力を合わせ戦ってきましたが、振り返ってみればQ1突破は第5戦の富士のみと、我々に多くの課題を突きつけられるシーズンとなりました。来シーズンはその課題をしっかりクリアし、チームとして更なる速さ、強さを身に付け、シリーズチャンピオンを目標に挑戦し続けます。今年一年間応援いただいた皆様ありがとうございました。また来年もぜひ応援よろしくお願い致します。