レポート

SUPER GT

Round7 MOTEGI GT RACE予選レポート

2021年11月6日

徐々に各要素がはまってきた18号車

Q2で名取選手が待望のP.P.獲得!

  • 11月6日:予選(晴れ 気温16度・路面温度30度)

会心の結果が出ました!久々のポールポジションです!今シーズンも残り少なくなった第7戦もてぎ300㎞レース。ツインリンクもてぎは、これまでの経験から言うとNSXはそれほど得意にはしていないコース。しかも今回は上位陣のサクセスウエイトが半減するので、速いクルマがより速くなるレース。厳しい展開が予想されていたが、それをひっくり返してのP.P.獲得です。

午前中の練習走行では、タイム的には中団グループでした。コースの状況改善を待つなどかなり戦略的に練習走行を行っていたのです。タイムだけ見ると、とてもP.P.などという数字ではなかったものの、セットアップを確認する作業は十分にできたのでした。

予選Q1はAグループに入り、小林選手が担当。このグループには61号車、11号車、31号車などランキング上位の速いクルマが多く、厳しいことが予想される。小林選手は慎重にウォームアップを始めタイヤに熱が入るのを待ち、アタックしたのは5周目。1‘46.905で暫定4位に入るが、その後、これを上回るタイムを出され最終的に7位でQ2進出を果たす。

Q2では名取選手がドライブ。全車一斉にコースに出て行きウォームアップ開始。最初にタイムを出してきたのは61号車。やはり速く、タイムは1‘45.669のコースレコードでトップに立つ。名取選手もこれに続き4周目に1‘45.876で、これもコースレコードの2位。セクター1,2では全体トップだったが、セクター3が伸びなかったためわずかに及ばず。しかし、これでも十分な速さを見せたと思ったが今回はさらに続きがあり、続く5周目には1‘45.654を出してトップを奪取。もちろんコースレコードです。これで明日のP.P.スタートが確定。抜きにくいといわれるツインリンクもてぎなので、トップでスタートできるメリットは大きなアドバンテージ。この優位を生かして、明日は表彰台の真ん中を目指して走ります!

【チームコメント】

小林選手:こういう場に来るのが2018年の開幕戦の時以来なので久々、うれしいけど緊張しますね。今まで、なかなか結果が残せず厳しい状況の時があったけど、こういう結果が残せてうれしい。ここまで仕上げてくれたチームや走りやすい環境を整えてくれる監督に感謝したいです。Q1は練習で使っていないタイヤで走ったが、温度が上がらなかったし、僕はうまく合わせきれないところがあったけどQ2に進めたので良かった。いままではドンピシャに合わないとQ1を通れなかったが、そうじゃなくてもQ2に行けるようになったのはチームの成長を感じる。名取選手につなげてよかった。本当にうれしいです。ただ、より大事なのは明日の結果なので、優勝して明日もここに来れるように頑張ります。

名取選手:最高の結果で、チームのみんなで厳しい状況を乗り越えてここまでこれました。いいチームワークに感謝です。Q2は、ポールをとれる自信は100%あったけど、最初のアタックでミスをしてしまってまとめきれなかったのは僕のミス。でもちゃんとつなげばあのタイムは見えていた。大事なのは明日なので、まだランキング上位に食い込めるポテンシャルは持っていると思うから小林選手やチームと協力して良い結果を残したい。

一瀬チーフエンジニア:今日は最高の結果でした。事前に、もてぎで1日テストできたのが大きく、セットアップに自信が持てるところまで仕上げられました。

今回は、新しいコンパウンドや硬いコンパウンドなど数種類を持ち込んでます。で、練習走行では使わなかったタイヤで予選に挑んだが、クルマがちゃんとした動きをしていることを午前中のテストで確認できていたので、いけるだろうと思っていったら、行けたね。Q1ではタイヤの温まり具合など条件が揃わなかったが、Q2になってはまりましたね。

明日は、僕らはトップなので、ほかのチームの動きを見てから対応策をとれるが、大胆な戦略をとるチームもあるので油断はできませんが、もちろん表彰台を狙います。

 

 

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