(Friday) 2023年4月7日
練習走行/予選日
昨年は、エンジントラブルが発生しリタイアを余儀なくされた開幕戦。今期は事前に入念なテストを行い、マシンに良い感触を持った状態
で挑むことができた。今期から新たな審査方法が採用され、従来のライン/アングル/スタイルのジャッジに加え”X-factorポイント”という
いかにジャッジと観客を驚かせるようなアグレッシブな走りができたか、という新要素が加わった。
設けられた練習走行では、シュミレーションを行っていたマシンセットアップをベースにタイヤの内圧や、NOS噴射量、ギア比等の細かい
調整を行い予選へ備えた。
予選前に設けられた練習走行では、シュミレーションを行っていたマシンセットアップをベースにタイヤの内圧や、NOS噴射量、ギア比等
の細かい調整を行い、予選へ備えた。
練習走行中、ステアリング系統のトラブルが発生し、ステアリングラックの交換が余儀なくされた。
それにより、練習走行本数が減ってしまったが、既に良い感触を得ていたために私自身が焦りや不安を感じることはなかった。
予選走行は昨年同様”ノックアウトシステム”。1本の走行により、上位24名を決め、25位以下の選手は2本目の走行へ進む。そこで33位
以下になってしまうと残念ながら決勝トーナメントに駒を進めることはできない。
上位通過するにはミスのリスクを冒してアグレッシブな走行をしなければならないというシステムである。
ステアリングラック交換後、時間の関係上テストを行うことが許されず、マシンが万全な状態であるかの確認をできないまま予選走行と
なった。
タイヤを温めるエリアにて25秒間のウォームアップを行った後、マシンをスタートラインへ運ぶ。
スタートのシケインを通過後、4速までシフトアップ。進入速度は110キロほど。マシンを勢いよく横に向け、ブラインドの1コーナーへ
と進む。
ただ、ここでアクセルを入れるのがわずかに早すぎたためにマシンの後端を壁にヒットさせてしまう。大きな事故にはならなかったが、
接触の影響によりマシンの挙動が乱れる。
なんとか、マシンを求められる走行ライン上に戻し、残りのゾーンは綺麗にトレースしたものの、接触は大きなミスと判断され、減点が
入り78.66pt。予選は17位での通過となった。

(Saturday) 2023年4月8日
決勝トーナメント
マシンのセットアップは予選日とほぼ同様、予選後に入念なメンテナンスを行い、決勝日に備えた。決勝トーナメント前に1時間半ほどの
ウォームアップ走行が設けられた。
普段は公共駐車場であるロングビーチ市街地コースは、路面コンディションの変化が激しい。ウォームアップ走行の間に路面の確認をし、
決勝トーナメント初戦 TOP32のバトルへ臨んだ。
TOP32の対戦相手は予選16位通過 ドミニカ共和国から参戦、TOYOTAワークス Jhonnattan Castro選手(TOYOTA GR86 / GTRadial)。
1本目は後追い。相手との車速差は大きくないというスポッターからの情報もあり、スタートからフィニッシュまで終始相手のマシンの
懐に自車を置くことができた。若干、相手より小さなライントレースになってしまったものの、Jhonnattan選手の先行走行にも減点が
あり、入れ替えた先行時は落ち着いて減点なく走り切れば価値が見えてくるという状況であった。
入れ替えて私が先行。1コーナー進入時、またしても私は予選同様のミスをしてしまう。アクセルを入れ始めるのがわずかに早まり、
マシンの後端が壁に当たる。ドリフトを維持したままコース上にマシンをとどめたが、壁への接触の影響で後追いのJhonnattan選手の
マシンの挙動が乱れた。1コーナーの接触以降、ミスない走りとなったが、ジャッジは壁への接触の影響で後追い車両の走行に影響を
与えたという判断を下し、Jhonnattan選手に軍配。非常に残念ながら、2023年開幕戦は自身のミスによりトーナメントを去った。