レポート

SUPER GT

Round2 FUJI GT 450km RACE決勝レポート

2023年5月5日

Rd2 富士5月4日(木)決勝レポート

15番手スタートから表彰台を狙った決勝レース

サクセスウエイト60㎏の影響と車体に破損あり

46周を終わってリタイヤに

■快晴の富士スピードウェイ、小出選手がスタートドライバーに

Rd2富士の決勝レースは5月4日、きれいに晴れた青空の下。午後13時30分に開始されました。スタートに先立ち静岡県警の白バイとパトカーに先導されパレードランを行い、のちフォーメーションラップを行ってスタート。TEAM UPGARAGEのNSX GT3は、予選で16番手だったが決勝は繰り上がって15番手スタートに。岡山に続き小出選手がスタートドライバーになりました。

300クラスではスタート直後の1コーナーで接触事故が起こったことなどあり、#18は12番手で戻ってきます。その後は各車のポジション争いがありましたが、順位は変わらず。

動きがあったのは3周目から。早くもピットインするチームが出ました。今回は450㎞、100周のレースになり、2回の給油ストップが義務付けられています。このため各チームの戦略は大きくは2パターンに分かれ、早めに1回目のピットインを済ませて、ロングスティントを作って勝負したいチームと、ほぼ均等に近く給油タイミングを取りたいチームです。燃費を考えると#18は後者に。よって小出選手はポジションアップを狙いながら周回を重ねていきます。

10周目終了後にはさらにピットインするチームが増え、#18は9位まで浮上しました。この時点では300クラスの14位までがピットインはゼロ。どのタイミングで入るかでポジションが大きく変わるので、戦略的にピットインのタイミングを計っていきます。

オーバーテイクのスキを伺いながら周回を重ねていき、#18は27周目ころには8位に。上位陣はそろそろピットインかというタイミングで突如#18の左リヤタイヤがバーストしてしまいます。練習走行の時にも起こっており、原因は内圧不足と推測され対策は取られていたのですが…。

これでピットまで戻るのに手間取り大きくタイムロスしました。一気に順位が下がり勝負権がどこかに…。

「内圧不足の対策を取っても起こったので、原因は他にあるということになります。おそらく、タイヤに負荷をかけすぎた、負荷かかかるセットアップだったかも」(上城チーフエンジニア)とのことで、次戦までに原因究明と対策を取ることに。

このピットインでタイヤ交換、給油などを行いドライバーは小林選手に交代。コースに戻りますが、またすぐにピットへ。再びタイヤ交換をしてコースに戻りますが再度ピットイン。ついにガレージに収納してリタイヤとなりました。この時はステアリングが取られる挙動が出たとのこと。タイヤを疑い別のものと交換したが収まらずに、レース続行は不可能との判断になった次第。開幕戦に引き続きで大逆転を狙いましたが、富士は残念ながら46周で終了。このためノーポイントで終わってしまい、ドライバーランキングは3位に。しかしポイント差は少ないのでこれからが勝負です。しっかり対策を取り第3戦の鈴鹿に向かいます。

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