レポート
Round5 SUZUKA GT 450km RACE予選レポート
SUPER GT Rd5鈴鹿450㎞RACE 予選(8月26日)
Q1は小出選手がアタックしてトップと0.273秒差の4位
Q2は小林選手でさらに上位を狙うはずが電源トラブルで出走できず
明日は16番手からの追い上げで表彰台を目指す
2023年のSUPER GTもいよいよ後半戦に入りました。TEAM UPGARAGEは開幕戦の岡山で優勝したが、それ以後はアンラッキーもありノーポイントが続いているので、そろそろポイントを獲得したいところ。この第5戦はNSXと相性の良い鈴鹿サーキットなので期待が高まります。
今回のレースも450㎞と長いのでピットインは2回が義務付けられており、例によってこのタイミングが勝敗に大きく影響します。レース展開を考えると少しでも前からスタートするため、予選に向け入念なセットアップを施しました。午前中の練習走行から調子がよく、酷暑を見据えて持ち込んだハードタイヤも十分な性能を発揮、予選に向け準備が整いました。ちなみに練習走行の最速ラップは2‘00.035で5番手の位置。トップとは1秒強の開きでした。
午後の予選Q1は小出峻選手が担当。18号車はAグループで走ります。A、B2グループあり、上位の各8台がQ2に進めるのは変わりません。
Q1が始まりました。開始と同時に各車はコースへ。タイヤに熱を入れる作業から始まりますが、路面温度が高めなので比較的早く温まりそうです。3周目には早くもアタックをするマシンがでて1‘58.975を出して暫定1位に。このタイムを超えるべく各車がアタックしていきます。18号車も3周目に1’59.248を出して3位に食い込みます。残り時間がなく、これで決まりかと思われましたが、チェッカーが振られた直後に1‘59.052で飛び込んだマシンがあり4位に押し出されてしまいました。しかしトップとの開きは約0.27秒とわずかで全体的に見ても良いペースで走れていました。
BグループのQ1が終わると、合計16台でQ2が始まります。が、このスタート時にピットを出ようとした18号車は突如エンジンがストップ。アタック時間内に間に合わせるべく懸命に作業したが間に合わず、残念ながらQ2はノータイムになってしまいました。のちに原因究明をした結果、エンストの原因は電気系のトラブルだったと判明。明日の決勝に向けて対策を講じました。
思わぬトラブルで残念な結果になりましたが、明日は16番グリッドからスタート。暑く長いレースなのでチャンスもあるはず。それを逃さないように、アクシデントに気を付けながら表彰台を目指してチャレンジします。
【小出峻選手】
クルマの調子は練習走行から良くて、そこで出た課題もQ1までに修正して挑んだ。Aグループ4位だったが僕としてはもうちょっと行けた気持ちはありました。でもウエイトを60㎏積んでトップと0.27秒差なので良い結果だと思います。Q2に期待してましたがトラブルで走れなかったのは残念。明日の決勝は死に物狂いで上を狙っていきます。
【上城チーフエンジニア】
今日は残念で悔しい結果になりました。原因は電源系で、明日に向け対策は取ったのでもう大丈夫です。今回は練習走行から良くて、若干アンダーも出たのですが、それも改善してQ2で上を狙えると思っていました。
明日は16番手スタートですが、Q2を走れなかった分ニュータイヤもあるので、それを使い切るようなレースになればと思ってます。