レポート
Round8 MOTEGI GT 300km RACE 決勝レポート
Rd.8 もてぎ レポート・予選
重ねた努力がついに結実!
◆予選上位で迎えた決勝日
昨日の大雨が嘘のような快晴で迎えた決勝日。
今季最高の予選結果でチームの士気も非常に高い一方で、昨日と全く異なる完全なドライコンディションのため、セッティングに一抹の不安も…。
午前中にはHONEYS&アップちゃん出演のレースアンバサダーステージののち、予選3位以内のドライバーによるトークショーが行われ、Q2で見事P3を勝ち取った小出選手が得意のトークで観客を沸かせました笑
また、ピットウォーク終わりには恒例となっているバースデーサプライズ!
小林選手、小出選手、あびるんに加え、エンジニアの上城さん&平野さんなど、10月後半~11月に誕生日を迎えるチームメンバーをお祝いしました。
もちろん最後は全員もれなく顔面ケーキです笑
◆絶対に諦めないTEAM UPGARAGE
午前中のイベントごとが終了し、チームに漂う緊張感とともに士気もいよいよ最高潮に。
そして11:30からウォームアップ走行がスタート。やはりドライコンディションでの18号車の調子は今ひとつといったところで、タイムは13番手。
ようやく獲得したP3を意味あるものにするため、ドライバーとエンジニアはスタート直前までセッティングを煮詰め、いよいよ小出選手のドライブでレース開始となります。
スタート直後、タイヤが思うように発動せず、1周目でポジションを2つ落としてしまいますが、冷静沈着な小出選手はタイヤを温存しながらトップ層から離れることなく追走します。
そのまま15周ほどはつかず離れずの苦しい状況が続きましたが、レース1/3となる20周台中盤からライバル各車が次々にピットイン。
18号車はピットタイミングを少し遅らせ、小出選手が持ち前の忍耐で温存してきたタイヤを使い切るまで猛プッシュ!
全体でも上位のタイムを連続で刻み、30周目前まで引っ張りピットインしました。
熟練のメカニックによる完璧なピット作業を終えた18号車は第2スティントに入り、小林選手がアウトラップでパスされた87号車と激しいバトルを繰り広げます。
コンマ数秒のもどかしい差での周回が続きますが、満を持してインへダイブ!見事オーバーテイクし、4番手へポジションを上げました。
その後、40周目付近で無交換戦略のためタイヤが厳しい31号車に追いつくと、小林選手が再度アタックし、ヘアピンで華麗にオーバーテイク!
遂に3位に返り咲き、その後も着実に前を走る65号車との差を縮めましたが、残り1秒差まで迫ったところでチェッカーとなりました。
ここまで苦しんできた今シーズンでしたが、終盤で今季初の表彰台を獲得することができました!
また、最も優れたメカニックに贈られるZFアワードも受賞し、結果が伴わずともチームが続けてきた努力がついに結実した清々しい週末となりました。
最終戦となる鈴鹿では必ず優勝し、引き続き皆さんの期待に応えて参りますので、応援のほどよろしくお願いいたします。