レポート

SUPER GT

Round4 FUJI レース1レポート

2025年7月31日

Rd.4 レース1 レポート
SUPER GT 史上初 スプリントレース

◆新たなるフォーマット

前回大会・セパンでのポールトゥウィンからおよそ1か月。
国内に戻ってきたSUPER GT の舞台は真夏の富士スピードウェイです。
そして、今大会はレース名「Round4 FUJI GT SPRINT RACE」にもある通り、SUPER GT 史上初となるスプリントレース形式が採用されます。
従来のレースとは異なり、土日ともに予選と決勝を行い、土曜のレース1と日曜のレース2はそれぞれ公式練習から予選・決勝まで1人のドライバーが担当します。
さらに、今大会でのサクセスウェイトは全車0kgで、決勝レース中の給油・タイヤ交換義務は無く、当然ながらドライバー交代もありません。
全くの新規フォーマットにチームとしても不安はありつつ、「楽しみ」な感情が勝ります。

◆レース1担当は小林選手

8/2(土)のレース1はGT500・GT300混走の35LAPレース。
距離にするとおよそ150kmですので通常の300kmレースのちょうど半分ほどとなります。
TEAM UPGARAGEからは混走レースであることも考慮し、トラフィックの処理にも長けたベテラン小林崇志選手が出走します。

朝8:30から始まった公式練習も詰め込まれたスケジュールの影響で30分+占有走行10分というショートセッションに。
走行が開始されると予選想定アタックも行いますが、持ち込んだセッティングが不調でクラストップから1.5秒以上遅れる21番手というまさかの結果になってしまいます。
しかし、走行が終わるとすぐにエンジニアと小林選手が再セッティングを実施し、直後に開始される予選セッションへぶっつけ本番で挑みます。

今大会のGT300予選は20分間のワンショット方式。
セオリー通りコースにラバーが乗ってくるセッション後半に小林選手がピットアウトしていきます。
タイヤに熱を入れながらも公式練習よりは車両の状態も改善されている様子でアタックを開始。
厳しいコンディションでも小林選手が絞り出し、トップから+0.8秒となる1’37.898を記録し、グリッドはP12となりました。

そして、いよいよ決勝レース!
スタートすると1コーナーの混乱で2ポジションダウンしてしまいますが、ここはエース小林選手の腕が光ります。
すぐに2台をパスしてP12へポジションを戻すと、さらに上位をうかがう勢いでオーバーテイクを狙う展開に。
想定通り小林選手はトラフィックを難なく処理しながら順位を上げ、最終的にポイント圏内となるP10でチェッカーを受けました。

公式練習時の不調から見事にリカバリーを果たしたレース1。
明日のレース2へ向けさらにポジションアップを狙います!

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