レポート

SUPER GT

Round4 FUJI レース2レポート

2025年7月31日

Rd.4 レース2 レポート
痺れるスリーワイド

 

◆レース2は野村選手が出走

イベントやコンテンツが盛りだくさんの初日から一夜明け、迎えた2日目。
レース2の決勝はGT300のみの50minレースとなります。
普段のレースではGT500との混走によるオーバーテイクチャンスも多く、GT300のみではポジションアップは困難なことが予想されることから、昨日以上に予選でのポジションが重要に。
小林選手からのレース1におけるフィードバックも加えてセッティングを煮詰め、公式練習では野村選手がクラス4番手となる1’37.222をマークしました。

そして始まったレース2の公式予選。
昨日同様の20分間のセッションのため、10分経過のタイミングでピットアウトするとコース上は大渋滞。
野村選手はうまく前走車との間隔をとってアタックラップを開始しますが、公式練習時よりも路温が大きく下がってしまい思うようにタイムが伸びません。
2回のアタックを終え、1’37.759で11位チェッカーとなりました。

◆小細工無用の真っ向勝負

さて、いよいよ今大会の目玉とも呼べるGT300のみのスプリントレースが始まります。
18号車も予選ではうまくセッティングが機能しませんでしたが、レース1から良好なレースペースを維持できています。
迎えた開幕周は野村選手がうまく順位をキープし、2周目へ入ると早速45号車をオーバーテイク!
ポイント圏内P10へポジションを上げると、前を走る52号車との差を1秒程度で保ちつつ周回を重ねていきます。

すると、当初の順位変動が少なくなるのではという予想とは裏腹に、上位から中団勢まではギャップが1秒を切るような接近戦が繰り広げられるレース展開に。
野村選手も中盤に順位を落とした666号車をかわすと、再び52号車の後ろへ付けチャンスを伺います。
そして、レース時間残り5分のタイミングでした。
ダンロップコーナーで52号車が前を行く7号車へ仕掛けると激しいバトルが始まり、両車タイムが落ちた隙に野村選手が52号車の真後へ!
最終コーナーで52号車と7号車が接触回避のためペースを落としたタイミングで、野村選手が52号車を完全に捉えホームストレートでテールトゥノーズからのスリーワイド!
そのまま1コーナーでインに飛び込み、まとめて2台をオーバーテイク!したかに思えましたが、52号車の野中選手とサイドバイサイドのままコカ・コーラコーナーから100Rへ進入します。
両者1歩も譲らない超接近戦でしたが、最後は100Rでアウト側を回ったこともあり野中選手に抑えきられてしまいました。

その後も52号車との差は1秒未満で周回を重ねますが、ストレートスピードの差が如実に出てしまいます。
セクター2・セクター3で差を詰め、0.5秒のギャップで最終コーナーを立ち上がりますが、ホームストレートで差が開いていくという繰り返し。
野村選手は最後まで食らいつきますが52号車に仕掛けることはできず、0.2秒差のP7でチェッカーを受けました。

最終盤は歯がゆい展開となりましたが、P11からP7へと4ポジションアップ。
スリーワイドの痺れるバトルなど、見どころの多いレース展開を繰り広げることができ、2戦連続のポイント獲得となりました。
シリーズではドライバーランキング・チームランキングともに6位と、まだまだシリーズチャンピオンを狙える位置におります。
次戦、8/23-24の第5戦鈴鹿でも優勝を狙ってまいりますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

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