レポート
Round5 SUZUKA 予選レポート
Rd.5 予選 レポート
AMGと鈴鹿の相性は?
◆チームが得意とする鈴鹿
年間8戦のシリーズもいよいよ後半戦へ突入。
第5戦の舞台はホンダの総本山である鈴鹿サーキットです。
野村勇斗選手は現在ホンダのドライバー育成プロジェクトに所属していますが、小林選手も出身は同様で、鈴鹿は2人にとってのホームコースでもあります。
また、チームとしてもNSXで1勝しているほか、好走したレースも多いことから期待がかかります。
お盆はやや熱波が穏やかでしたが、レースウィークに入ると酷暑が再来。
公式練習が行われる土曜午前から気温は35度、路面温度50度以上という過酷なコンディションに。
5月のテストを経てヨコハマさんが高路温への対策を行ってくれていますが、タイヤのマネジメントがキーポイントとなりそうな予感です。
セッションが開始するとロングランを中心としたタイヤ負荷の確認を中心に、小林選手・野村選手が周回を重ねます。
その後、GT300占有走行中に予選想定アタックを試みますが、野村選手が車両の異常を感じてピットイン。
ピットで車両を確認すると、ブレーキ系のトラブルが発生する寸前の状況で、高い気温と路温による悪影響はタイヤ以外にも及んでいる様子でした。
◆期待大も結果は奮わず
予選シミュレーションができなかったことから、一発のタイムがどの程度出るのかは不透明な状況に。
しかし、ドライバーのフィードバックをもとに、可能な限り予選特化のセッティングを煮詰めていきます。
そして迎えた公式予選。
Q1は小林選手が出走し、難なくB組6番手となる1’58.783でQ2へ駒を進めます。
Q2までの短時間で、さらにリセッティングを行い車両のポテンシャルを引き出そうとしますが、Q2野村選手のアタックの結果、PPの61号車とは約1.5秒差の1’58.373でP12となりました。
他チームのAMG勢も上位に食い込むことは難しかったようですが、チームが得意とする鈴鹿でフロントロウが欲しかっただけに悔しい予選となりました。
明日の決勝は中団から上位フィニッシュを目指しますので、引き続き応援をお願いいたします。