レポート
Round6 SUGO 予選レポート
Rd.6 予選 レポート
昨年は雨に泣かされた菅生
◆AMGと好相性の菅生
これまで3勝と、GT300クラスにおける菅生での最多勝利数記録を持つメルセデス AMG GT3。
チームとしても2023年第6戦でのトップチェッカーがあり、ドライ・ウェットどちらのコンディションでも結果が期待できそうです。
8月の2大会は炎天下で路温は50度を優に超えるような過酷さでしたが、9月後半に入り残暑が落ち着くばかりか菅生は肌寒く感じる気候となりました。
予選日も朝から曇り空が広がり、朝の最低気温は15度ほど。
公式練習開始時は未明にかけての降雨によりウェットコンディションでしたが、セッションが始まって各車が3~4LAPする頃には路面はほぼドライに。
18号車はロングランを中心に走行し、持ち込みセットアップではややアンダー気味だったクルマを調整していきます。
予選想定アタックは行わなかったことからポジションは下位でしたが、ドライバーのフィーリングはかなり改善されました。
そして迎えた公式予選。
朝の天気予報では予選が始まる14時ごろから雨が降る予定でしたが、雨雲がそれたのか曇り空のまま何とか天気は持ちこたえました。
今回もQ1は小林崇志選手が担当し、セッション開始と同時にコースイン。
ウォームアップ中からタイヤの温まりがかなり悪い旨の無線が小林選手から入ります。
それでも通常より入念に、アウト⇒ウォーム⇒ウォーム⇒ウォーム⇒アタック⇒アタックという構成でセッションを組み立て何とかタイムを出そうと試みます。
しかし、アタックラップに入ってもタイヤが十分に発動することは無く、セクター3ではグリップを失うシーンも見られるほど。
結果としてトップから1.5秒以上差のある1:18.885どまりとなり、グループBのP11でQ1敗退となりました。
メルセデスへのマシン変更以降、Q1は危なげなく突破することが多かっただけに、まさかのQ1敗退でチームとしてもショックは大きい結果に。
しかし、明日の決勝は晴れの予報で路面温度の上昇が予想されますので、Q2タイヤを温存できたこともポジティブに捉えて挽回を狙います。