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FORMULA DRIFT

【2018 FORMULA DRIFT Rd.4 New Jersey in Wall Studium Speedway】レポート

2018年6月12日

予選クラッシュも決死の修復で決勝進出!

【予選】

30位通過(予選出走台数32台)

【決勝】

TOP32敗退

FormulaDrift Rd.4はニュージャージー州ウォールタウンシップにあるWall Studium Speedwayが会場で開催された。

オーバルトラックを使用し、オーバル上段と下段のアールを繋げたレイアウト。走行距離が長いため、タイヤマネージメントも勝負の鍵となる。昨年の同トラックで使用したレイアウトに変更が加えられた。このトラックの特徴はとにかく角度のきついバンクである。バンク角は約33度。映像で見るとわかりづらいが、実際に歩くと足首に痛みを感じるほどである。バンク角もアールもきついアウトクリップ1からリズミカルに振り返して加減速をコントロールしつつラインに乗せることが高得点へのポイントとなる。

~予選日6/1(金)~

練習走行がスタート。ファイナルギアは4.27を使用し、3速ギアホールドで走行。第1戦目から悩まされていた電動パワーステアリングトラブル(ステアリングが重く、セルフステアが上手く使えない現象)を解消すべく、新品のステアリングラック・ドライバッテリーに交換し、今ラウンドに挑んだ。練習走行1本目。やはりステアリングに違和感がある。このトラックはバンクの危険性もあり、振り返しが重要なことからステアリングフィーリングは練習走行中に改善しようと思っていた。思い当たる箇所に変更を施すが根本的な改善にはつながらない。
そこで試しに、フロントタイヤだけ外径が小さい18インチを装着した。接地面積も減り、重量が軽くなったことによりステアリングフィーリングが大きく向上する。そこからは次の日の予選を飛び越え、先の追走トーナメントのことだけを考え、トラクション重視のセットアップをしていった。ショックアブソーバーの味付け、リアトーのアジャスト、スウェイバーの取り外し、初日の練習走行から追走における後追いをイメージし、セットアップを行った。今ラウンドはそれほど追走の【勝ち】にこだわっていた。

予選1本目。走行順は10番目。ラインに乗せること、アクセル開度を高く保つこと、ミスをしないことを意識し、スタート。加速区間を通過し、3速ギアでドリフトを開始する。その瞬間、練習走行時に比べ、格段に路面グリップが高いことを感じた。トラクションを高める方向でセットアップを行っていたマシンは空転をさせようと思ってもうまくいかず、みるみるバンクの上段から落ちてゆく。姿勢の立て直しを図るべく修正を入れようとしたとき、ステアリング操作を誤ってしまった。マシンのテールはバンクの壁に激しくヒットし、その反動でノーズも壁にヒットした。自力でのコース復帰はできず、マーシャルのトレーラーに乗せられ、ピットに戻る形となった。ドリフトは途中で止まってしまった為、走行得点は0pt。難しい展開となってしまった。

予選2本目の走行は、1本目の約50分後にやってくる。マシンは左リアセクションに大きなダメージを負っていた。ドライブシャフトは折れ、ナックル・各アーム・ショックアブソーバーの付け根まで折れてしまっていた。予備パーツを所有していない部分も壊れてしまっていた。しかし、Jerry Yang Racingだけではなく、Achilles Tiresのクルー、更にはサポートドライバーまでもが修復作業に協力をしてくれ、ぎりぎりで予選2本目にマシンの修復を間に合わせてもらえた。

予選2本目。修復に関わってくれたクルーに感謝し、コースインをした。全開でバンクに飛び込む。バンク最上段をライントレースすることはできなかったが、全体的にまとめた走行をし、走行得点は74pt。クルーの皆があってこその予選通過であった。

~決勝日6/11(土)~

決勝トーナメントTOP32が行われる前に練習走行が設けられる。予選日の走行ではリアタイヤのトラクションに対し、重いファイナルギア(低いギア比)を選択していたために、路面グリップの変化に順応することが難しかった。練習走行前にファイナルギアを4.27から4.5に変更した。

決勝日TOP32の対戦相手は予選3位通過のJames Deane選手(NISSAN S15 Silvia 2JZ FALKEN TIRES)。昨年度のシリーズチャンピオンである。田口選手は後追いのポジションからスタート。バンク上段をついてゆき、相手に離されないことを意識し、スタートを切った。バンクは良い位置につけられた。続いて、インクリップ1。一瞬James選手の出すタイヤスモークにより、前方が見えなくなったが、アクセルは緩めずに振り返した。ところが、コースを大きく見誤り、大幅なインカットをしてしまう。マシンの姿勢を立て直したときにはJames選手と車2台分程度の間隔があいてしまっていた。

そして2本目。前後を入れ替え、先行のポジション。バンクの最上段を走り、アクセル開度を高く保ち、タイヤスモークをたく。勝負を覆す為にできることは先行でパーフェクトな走行をする他なかった。バンクも良く、インクリップ1からアウトクリップ2までの振り返しのキレもあり、順調。そのまま、インクリップ2からタッチ&ゴーまで勢いよく振り返した。ところがそこにリアタイヤのグリップ感は皆無だった。1本目の後追いからアクセル開度が高かったこともあり、2本目の後半にはタイヤの余力がなくなってしまっていた。タッチ&ゴーでスピン喫する。それをスムーズに避けるJames選手。勝負ははっきりと決まってしまい、田口選手はTOP32敗退となってしまった。

FormulaDrift 第4戦。シリーズ折り返し。
過去3戦の追走対戦を振り返ると、すべての戦いが先行は良いのにもかかわらず、後追いで相手に引き離されてしまって負けている。
それ故に今ラウンドは【勝ち】にこだわり、初日の練習走行から追走の後追いを考えてマシンのセットアップを行っていた。
ところが、それはどんどん運転がしづらい方向(ミスが出やすい方向)になっていたのは間違いなく、トラクションアップと引き換えに走りの安定性が欠けていった。
その結果が、予選、決勝共にミス。
今ラウンドを深く反省し、次のシアトルでは予選トップを狙えるよう順を追ったセットアップをしていこうと思います。
引き続き、応援の程宜しくお願い致します。

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