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REPORT SUPERT GT

【Rd.2富士】レポート

2019年5月12日

【予選】天候:晴れ 路面 ドライ

Q1:1’37.848 23番手/29台中 Driver:松浦

【決勝】天候:雨のち曇り 路面:ウェット/ドライ
1st:GAINER TANAX GT-R 平中/安田 3:42’18.078
2nd:ARTA NSX GT3 高木/福住 +0.239
3rd:マネパ ランボルギーニ GT3 小暮/元嶋 +4.376
12th:UPGARAGE NSX GT3 小林/松浦 +1lap

 

「平成」最後のSUPER GTレース岡山を終え、「令和」最初となる第2戦富士がGW中に開催された。

予選日の富士スピードウェイは晴れ渡り、気温もすごしやすい絶好のレース日和といった様子だった。
公式練習の行われた午前の走行では、おおよそ半分ずつの時間を小林選手、松浦選手が乗り、予選でよいポジションを獲得すべくマシンのセットアップを進めていった。昨年のマザーシャーシと比べストレートを得意とする今期のニューマシンNSX GT3は、ホームストレートの長い富士スピードウェイとの相性も良く、表彰台も十分狙えるサーキットだ。

午後の予選は、午前の練習走行でも調子を掴んでいた松浦選手のドライブでQ1突破を目指す。ゲートオープンと同時に走り出し、丁寧にタイヤに熱を加えアタックに入っていった。

しかし、午前中からのアジャストがはまらず、午前のタイムを上回ることができず23番手タイムのQ1敗退という結果となってしまった。

 

後方グリッドからの追い上げを目指す決勝日は、グリッドウォーク中に予報通り降り出した雨によって2戦連続のウェットスタートとなった。
スタートドライバーは小林選手。各車グリッド上でウェットタイヤを選択するかギリギリまで悩んでいたが、スタート直前には路面は雨の影響で完全にウェットとなったため、チームアップガレージもウェットタイヤを選択していった。

結局スタート時にはかなりの雨量となっていたためレースはセーフティーカー先導の状態でスタートし、3周ほどSCランを続けたあとリスタートしていった。しかし、その後雨量がさらに増え、危険だと判断されたため、今期2戦連続の決勝レース、赤旗一時中断となった。

その後30分程経過したところで雨量も減ってきてレースは再開された。再開後は小林選手の快走によって9番手まで順位を上げる。33周を走行したあたりでは雨も上がっており、路面もところどころ乾いてきており、ピットインのタイミングを伺うチームは、直前にウェットタイヤに交換してピットアウトした34号車のペースが上がらないのを見て、35周でピットイン、スリックタイヤに交換して第2スティントに入っていった。このピットのタイミングが絶妙で、ウェットでタイムの落ちていくライバルたちの中、安定して39秒台で走行する松浦選手。そのまま安定したタイムでドライブしていき71周目に最終スティントを小林選手に託すべくピットインするが、ここでアクシデントに見舞われる。前を走行していたGAINER TANAX triple a GT-R 10号車がピットロード上でストップしてしまい、それに詰まった18号車が痛恨のピットタイムロスをしてしまったのだ。

その後最後のピット作業を終えプッシュを続け、11番手まで順位を戻すものの、終盤戦に追い上げてきた1台にパスされ12位でチェッカーを受けた。

開幕戦同様、雨によって荒れたレース展開となった春の富士だったが、決勝レースでは速さを見せることができていたものの、予選で思うように前にでることができず、あと一歩ポイント獲得することができなかった。
次戦の鈴鹿はマシンの相性としては良いとは言えず、厳しい戦いになることが予想されるが、しっかり準備をしてポイント獲得を目指したい。

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