レポート

SUPER GT

Round6 AUTO POLIS GT RACE予選レポート

2021年10月23日

練習走行はトラブルに見舞われたが

予選は復活しQ1はトップ、Q2は10位に

いよいよ残りも少なくなってきたSUPER GTシリーズ、その第6戦が今週末にオートポリスで開催される。昨年は新型コロナウイルスの影響で見送られたので、オートポリスは2年ぶりの開催になる。

10月23日(土)、晴れて青空が綺麗だが、風は冷たい晩秋の陽気の中、練習走行がスタート。

スタートまもなくコースアウトしたマシンが出て赤旗中断に。すぐにはコースに出なかったTEAM UPGARAGEの18号車だが、再開後まもなく小林崇志選手のドライブでコースイン。しかし数周走っただけでコース横に止めることに。トラブル発生だった。ここでマシンを回収する間、赤旗が出て走行は中断した。オルタネーターのベルトを交換して、各部をチェック。今度は名取鉄平選手に交代して再びコースへ。が、またしてもトラブルで、先ほどと同じようにコース横に止め、赤旗が出て走行は中断。トラブルは前回と同じでベルトが飛んでいたのだ。二度続いたため再度点検作業を実施。その結果、ベルトのテンショナーに不具合が発見され、オルタネーターも交換。何とか予選には間に合い走れそうだ。

午後の予選Q1は名取選手が担当。Bグループの開始後すぐにコースに出てタイヤを温める。3周目になるとタイムアタックを始めるマシンが出てくる。最初にタイムを出したのは65号車で、1‘43.580。これが続く各車の目標になる。18号車名取選手は4周目にアタックに入り、300クラスのコースレコードに迫る1‘42.710でグループのトップに。以降、このタイムを上回るマシンは現れず、1位でQ1を突破した。

続くQ2を走るのは小林選手。開始間もなくコースに出てウォームアップ。頃合いを測りながら4周目にタイムアタック。セクター1では全体ベストを出すが、セクター2、3に続かない。結局1‘44.113で10位になり、明日のスタート順が決まった。

【コメント】

名取選手:練習走行時のトラブルを予選に間に合うように直してくれたチームに感謝です。

オートポリスのドライで、しかもニュータイヤは初めての経験だったから、ちょっと不安があったけど、グループトップで追われて満足です。

明日は10位スタートだけど、オートポリスはタイヤに厳しくて何が起こるか分からないから、狙っていきます。

小林選手:セクター1は全体トップだったけど、そのあと伸びなかった。午前中とフィーリングが変わって、バランスが違っていた。それを、僕自身がミスをしちゃって合わせきれなかったんですが、明日は頑張ります。

石田監督:練習走行でちょっとトラブルがあったけど、問題ない。(SW が少なくて)ウチはマシンが軽いし、セットアップも良いし、タイヤも良い。オートポリスは抜きにくいコースだけど、普通に走ればポイントを取れるし、上位も狙える。

一瀬チーフエンジニア:午前と午後でタイヤもセットアップも変えていない。ただ路面の状態や路面温度などで、何もしていないけど変わっちゃうことがある。一発も速さが出るようになってきたから、タイヤの構造なども変わっているはずだし。タイヤへの負荷が大きいコースなので、路面温度が低かったけど、タイヤのチョイスももう少し考えるべきだったかも。

明日はどれだけ生き残れるかの勝負になると思う。頑張ります。

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