レポート
Round2 FUJI GT 450㎞ RACE決勝レポート
SUPER GT Rd2 富士450㎞(5月4日)
赤旗中団が二度あり62周で打ち切りの荒れたレース
300クラス17番手スタートのTEAM UPGARAGE#18は
上位浮上を目指すが13番手で終わる
■レース前半は淡々と、後半は大荒れの展開で不完全燃焼で終わる
第2戦となる450㎞レースは快晴の富士スピードウェイで開催されました。前日に引き続き快晴で、決勝レース開始時には気温24℃、路面温度37.5℃とのアナウンスが。レース距離が450㎞(=100周)と長いため、途中二度のピットインとドライバー交代が義務付けられています。開幕戦の岡山で2位に入賞した#18は15ポイントを獲得したため、このレースではサクセスウエイトを45㎏搭載しなければなりません。このハンディの影響があるのかどうか、興味は尽きないレースです。
決勝レースのスタートドライバーは小林崇志選手で、午後2時30分にスタートしました。
各車が一斉になだれ込む1コーナーは何事もなく通過。徐々に隊列ができ始め、#18は17番手でラップを始めます。これからピットインが始まる20周過ぎまでは比較的平穏に展開。長丁場なので、各チームとも序盤から無理はせずに様子を見ている状況です。
20周を過ぎると速いチームではピットインが始まり、#18は少しづつ順位を上げて14位に。25周目に最初のピットインを行いました。給油、タイヤ交換、そしてドライバーは太田格之進選手に交代です。コースに戻った時点では24位。まだ1回目のピットインが終わったばかりなので、あくまでも暫定的な順位です。これからまたタイヤを労わりながらレース展開も見守る状況が続きますが、嵐は500クラスが40周目に入ったところで発生。300クラスの1台がヘアピンでスピンしコースサイドに突っ込み大破しました。これでFCYが宣言され、さらにはSCが投入され、さらに5周後には赤旗中団の事態に。コースサイドのバリアの修復を待ってレース再開。ここまで順位に変動はなく後半戦に突入です。
次のアクシデントは59周目。ホームストレート上でバトルをしていた500のマシンが、スロー走行をしていた300のマシンを避けようとしてスピン、コースの側壁に激突してしまいました。幸いドライバーは軽傷で済みましたが、またしても赤旗中断に。コースの修復を待ちますが、完了したのは18時10分。レース規定では、延長しても18時20分で終了となっているので、レース再開後にSC先導でウオームアップランをしている途中で時間切れとなり、第2戦は300クラスは58周で終了しました。#18の結果は13位、なんとも言えない、あっけない幕切れのレースでした。
次は5月28・29日の鈴鹿です。得意なコースでもあるので、表彰台を目指して走ります。