レポート
Round7 AUTOPOLIS GT 300km RACE予選レポート
Q1は小林選手が2位通過しQ2は太田選手で11位に
欲を言えばもう少し上のポジションが欲しかったが
マシンのバランスもタイヤも良いので明日はジャンプアップを狙う
■練習走行からマシンのバランスに手応えがあった
2022年のSUPER GTシリーズは全8戦のうちすでに6戦が終了し、このオートポリスを含めても残りは2戦。シリーズタイトルを争うためには残されたチャンスを必ずものにしたいところです。今回からサクセスウエイトが半減され、TEAM UPGARAGEの#18は78㎏が39㎏に。もっとも、ウエイトを積む上位陣はすべて同じ扱いだから、よりシビアな戦いになるのです。
軽くなったウエイトで走る午前中の練習走行ではマシンのバランスは良い印象で、それでも少しアジャストの必要はあり「プラクティス中にアジャストしたら、それがハマった」(上城チーフエンジニア)。その結果、練習走行では1‘45秒台で、おおよそ上位1/3あたりを走っていました。
午後の予選Q1はAグループに入り、小林選手が担当します。走行開始のランプと共にコースイン。各車とも例によってタイヤに熱を入れて、早いマシンは3周目からアタックを開始です。最初に出たトップタイムは1‘44.410で。これが当面の目標に。
#18に乗る小林選手は3周目にアタックして1‘44.233で、この時点での暫定トップに立ちます。しかし、その後1台に上回るタイムを出されて2位に。それでも十分な位置でQ2進出を決めました。
Q2は太田選手がドライブ。ルーチンの作業でタイヤを温めた後。4周目にアタックしました。セクター1ではトップのマシンとほぼ同等のタイムでしたが、セクター2などで少しリヤが流れる場面があり微妙にタイムをロスしてしまいます。最終的には1‘44.361で10位に入りましたが、この後、最後に1台に越されて11番手で終わりました。ということで、明日の決勝レースは11番手からのスタートですが、オートポリスは必ずと言っていいほどSCが投入される展開になりがち。何よりマシンのバランスが良いとのことなので、決勝レースでは大逆転を目指して走ります。
■チームコメント
【石田監督】
本来、もう少し上に行きたかった。でも十分に上を狙える位置だしマシンの調子もいいってドライバー二人が言ってるので、明日の決勝は大丈夫でしょう。ポイントというより表彰台を狙っていきます。
【上城チーフエンジニア】
練習走行からマシンの調子は良さそうで、でも少し直さなきゃいけないところは練習のうちにアジャストできました。それで良い方向に向かったので、さらにプラスしてアジャストしたらQ1で良いタイムが出て無事通過できました。予選でタイムを出すチャンスは1周しかないけど、Q2はマシンを送り出すタイミングだったりポジションがうまく取れなかったりと、少しずつずれてしまったんです。それで4周目にアタックしたけど、やはりタイヤのピークは過ぎていてグリップがなく思う通りにはいかなかった。ここはちょっと反省点です。明日は、シリーズを考えると何とか表彰台に乗っておかないと、と思っています。