レポート
Round3 SUZUKA GT 3Hours RACE決勝レポート
Rd.3 鈴鹿 レポート・決勝
巻き返しを狙った決勝の行方は…?
◆午前中から天気の予想は困難に
朝から雨がパラつき、逆転の期待も高まる決勝日は、不安定な天候のなかでも非常に多くのお客様でにぎわいました。今年から正式にTEAM UPGARAGEのレースアンバサダーを務めるアップちゃんも、カッパを装着してお目見えします。午前中はピットウォークがまさに終わるタイミングで通り雨があり、各陣営もウエットタイヤを用意する兆しがうかがえました。さらに12時のウォームアップ直前にはゲリラ的な激しい雨に。18号車もドライタイヤとウェットタイヤを併用して、ウォームアップに臨みました。
◆P14からの挽回を狙った決勝は…?
降雨濃厚かと思われましたが、グリッドウォーク中は日差しも見られ、13:30のレーススタートは全車がドライタイヤを選択しました。第1スティント担当の小林選手は、難なくスタートの位置取り争いを制し、スタート周で13番手に浮上します。しかし、周回を重ねるごとにタイヤが厳しくなり、22週目のピットオープンから大きく間を空けずにタイヤ交換と給油を実施。セルブスジャパン所属であるTEAM UPGARAGEのメカニックたちは、一切のミスなくピット作業を全うしポジションをキープして小林選手を送り出しました。
第2スティントを引き続きドライブする小林選手は、相変わらずタイヤのミスマッチに苦しめられる形となりましたが、トップ層と比較するとタイム差はあるものの、順調にポジションを上げて12番手に。2戦連続のポイント圏内でのフィニッシュも見えてきたところで、最終スティントを担当する小出選手へドライバーを交代します。小出選手もミスなく周回を重ねていきますが、タイヤとマシンの不和は最後まで解決することができず、スタートポジションから1ランクアップのP13でチェッカーとなりました。
今シーズン初の鈴鹿で上位フィニッシュを狙いましたが、タイヤとマシンがかみ合わず歯痒い結果となりました。ただ、昨シーズンとは異なり、ここまで全ラウンドで乾燥できている点は安定感につながるポジティブなポイントです。8月までやや間が空きますので、しっかりと改善を行って夏の山場へ挑みます。
引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。