レポート

SUPER GT

Round6 SUGO GT 300km RACE決勝レポート

2024年9月20日

Rd.6 菅生 レポート・決勝

タイヤ選択が運命の岐路

◆気になる決勝日の天気は…?

昨日の歯痒い予選中止から、一夜明けた決勝日の朝は引き続き強い雨。
午前中のピットウォークは昨日と同様に、多くのお客様で賑わいました。
しかし、全く止む気配を見せない雨でカメラが壊れてしまうなど、トラブルも発生してしまいます。
正午が近づいても一向に回復しない天候に、レース開始は当初の13:30から14:30に変更となりました。
時折バケツをひっくり返したような強雨になるなど我慢の時間が続きましたが、13時を過ぎた頃から空が明るくなり始め、雨が弱まって参りました。

◆勝負のスリックタイヤ

レーススタート直前は日差しも差し込み、路面はハーフウェットでタイヤ選択が非常に難しい状況。
P16からの巻き返しが求められるとのことで、18号車首脳陣は選択を迫られます。
すなわち、他車と同じくレインタイヤで行くか、はたまた路面が乾くことに賭け、スリックタイヤで行くか。
寸分の思慮ののち、18号車は一か八かの賭けに出ます。

スリックタイヤを装着した第1スティントは小林選手が担当。
レーススタート直後はウエット優勢の路面に、トップから一周あたり20秒落ちというタイムで最後尾まで後退してしまいます。
しかし、レーススピードでマシンが駆け抜けるに連れて徐々に路面は乾き、小林選手のペースはレインタイヤのトップ勢を凌ぐまでに!
そして、レース中盤のクラッシュ・SC導入で一気に前との差を縮めます。
その後もSCの度にタイム差を縮めていき、小出選手にドライバー交代。
ハーフウエットの路面でタイヤのライフが温存できたことで、18号車としては非常に珍しいタイヤ無交換でピットアウト。
小出選手もすぐにドライとウエットが入り乱れる路面状況を掴み、ベストラップに近いタイムで集会を重ねましたが、序盤に付けられた分を巻き返したところでレース終了。16位でチェッカーを受けました。

タイヤ選択で勝負を挑みましたが、路面コンディションの回復に想定よりも時間がかかり、思ったようなアドバンテージを得られない結果となりました。
しかしながら、レースペース自体は平均ペース以上で、トップ勢にも引けを取らないレベルですので、残る三戦に全力を注いで参ります。
引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。

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