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FORMULA DRIFT

【2018 FORMULA DRIFT Rd.7 Texas in Texas Motor Speedway】レポート

2018年9月25日

 予選でいい走りを見せるも決勝はトラブル発生で悔しい結果に

【予選】

18位通過(予選通過台数32台)

【決勝】

TOP32敗退

FormulaDrift Rd.7はテキサス州 Texas Motor Speedwayが会場。ナスカーが開催される大きなバンクトラックのインフィールドにある、平坦なショートコースを使用。バンクや高低差はほぼ無く、コース幅も広めで、路面も良い。
加速区間は短め。最初に迎えるのは大きな右コーナー。進入はミドルラインをトレースし、コーナー出口に設置されたインクリップ1、アウトゾーン1を通過し、スピードを乗せてタッチ&ゴー1にマシンを運ぶ。続いてコース上に、はみ出して設置されたインクリップ2を振り返し、タイヤウォール前のアウトゾーン2を深い角度でクリアし、そのままの角度でインクリップ3を通過したところでフィニッシュ。FORMULA DRIFT2018開催コースでは一番審査区間が短いラウンドである。

 

~練習日9/14(木)~

練習走行がスタート。各チーム12周の練習走行が与えられる。ファイナルギアは4.5を使用し、進入からアウトゾーン2まで4速、インクリップ3手前では3速に落とすようなギア比に設定した。予選日は雨の予報が出ていた為、練習日に7周、予選日に5周と、他ラウンドに比べて予選前練習に重点を置くことにした。
1周目からドリフトした状態で練習を開始するが、走行前イメージと、実際走行した感覚がなかなかリンクせず、苦戦を強いられる。周回を重ねてもコース上に、はみ出て置かれたインクリップ2に対して距離感が合わず、サイドブレーキを多用し距離を調整することにより、車速が落ち、アウトゾーン2にマシンを飛ばせない。7周走行したが、予選に向けて手応えを掴めないまま練習日は終了した。

 

~予選日9/15(金)~

予選日。予選直前にも練習走行が設けられ、予定通り練習日に7周走行した私たちには5周の練習走行が許された。前日に7周した良いところ、悪いところを洗い出し、予選前走行5周に挑んだ。マシンのセットアップに変更はせず、課題としていたインクリップ2・アウトゾーン2はタッチ&ゴー1のドリフトアングルを抑えることによって、スピードを殺さないようにした。しかし、数周したところで速度が乗り過ぎ、アウトゾーン2で止めきれずタイヤウォールにヒット。左後ろのコントロールアームを曲げてしまうと共に外装にも大きなダメージを負ってしまった。
予選1本目。全車両33台、走行順は9番目。タッチ&ゴー1のドリフトアングルを抑え、インクリップ2・アウトゾーン2をライン上に乗せることをイメージ
し、スタート。丁寧なアクセルコントロールを心がけたが、今一歩アクセルが足らず、全体的に小さめのラインをトレースしてしまう。修正も大きく入り、68pt。
予選2本目。大きくポイントを伸ばさなければならない。落ち着いて狙いに行った。1本目に比べ、ラインは良いところをトレースでき、アウトゾーン2はタイヤウォールすれすれを深いアングルで通過でき、アグレッシブさも見せられた。結果は86pt。ライン・アングルポイントは今一つ伸びきらなかったがスタイルポイントが大きく入り、ポイントを稼ぐことができた。

 

~決勝日9/16(土)~

決勝日。追走TOP32前に練習走行が設けられる。しかし、練習直前にクラッチに致命的なダメージがあることが発覚する。ベルハウジング内でクラッチディスク、センターハブが割れ、砕けており、駆動が一定に繋がらない。TOP32までに交換する時間もなく、練習走行はパスすることを余儀なくされる。本番1本にかける。追走の練習はできずにTOP32のスタートラインに車を運んだ。
TOP32の対戦相手は予選15位通過のRyan Litteral選手(NISSAN Z33 LS NEXEN TIRE)
まずは後追いから始まる。スタートで離されぬようシグナル消灯前にマシンを転がし、相手のマシンが動き始めたところにタイミングを合わせる。ス
タートは成功。背後につけた。ところが1コーナー立ち上がりでRyan選手にマシン2車身程離されてしまう。その差はフィニッシュラインを切るまで詰めることはできず、後追いではポイントを取ることができなかった。
続いて先行。1コーナーでは反対にRyan選手が視界に入るほどに詰め寄られた。自身にも大きなミスは無かったが、後追いのRyan選手もピッタリと私の後方につけていた。速度差にやられ、Ryan選手に軍配。私はTOP32 1回戦敗退となった。
予選日は天候に恵まれたが、決勝日はトラブルに見舞われ、非常に悔しい結果となった。

 

FormulaDrift 第7戦 テキサス。事前にみっちりとイメージトレーニングをして挑んだ。しかし、実際に走るとイメージとの相違はいくつもある。それは全コース初走行の私にとっては当たり前のこと。実際の走行感覚と、事前のイメージをリンクさせて、少ない練習走行で形にしていかなければならない状況。今ラウンドはなかなかそれをリンクさせることができず、更には自分の理想のイメージだけが先走ってしまった。故に、全体として走行イメージの確立が遅れてしまい、自信を持ってコーナーに飛び込める感覚が掴めなかった。今回の敗因はそこにあると、反省しています。
次戦はいよいよ最終戦。引き続き、ご声援の程宜しくお願い致します。

 

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