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FORMULA DRIFT REPORT

FormulaDRIFT Rd.5TEXASのレース参戦レポート

2020年11月20日

Round.5 (Saturday) 20201031

 毎年FormulaDRIFTが開催されているTexas MotorSpeedway。しかし今期は例年と大きく違うコースレイアウト。逆回りとなり、見た目以上にテクニカルなコースとなった。今期、各ラウンドで調子が優れなかったパワーステアリングは、テキサスラウンド開催前に仕様変更を施した。ステアリングポンプをGTR R35の純正品から、LSエンジンなどに使用される大容量ポンプに変更。LSエンジン用に設計されたポンプの為、使用回転域がVRエンジンに適していないことから、エンジンのレブリミッターを300回転下げ、ポンププーリーを大径化しキャビテーション対策を行った。しかし、部品の納期の影響により予定した日程でテストを行えず、レース本番の練習日がこのセットアップの初乗りとなった。

 初日、練習走行。ウォームアップエリアでのフィーリングは良い。初のコースレイアウトということで各ポイントのチェックを行いながら1コーナーに飛び込む。しかし、ステアリングに負荷がかかったところで、パワーステアリングがシャットダウンしてしまう。ドリフトをやめ、すぐにピットに戻り原因究明を行う。やはり新導入したパワーステアリング系統にトラブルが出てしまっていた。次の練習に向けてマシンを修復したものの、今度はステアリング系統の別パーツにトラブルが出て練習走行を断念せざるを得なくなってしまう。非常に残念ながら走行経験のないレイアウトで十分な走行が行えない練習日となった。

 TOP32の対戦相手はベテラン、Kenshiro Gushi選手(Team KGMS Toyota Racing / TOYOTA NEW SUPRA ACHILLES RADIAL)。チームの懸命な修復により、練習走行日に発生したパワーステアリング系統のトラブルは改善され、万全の状態でスタートラインにマシンを運ぶことができた。1本目の走行は先行。コースを完全に把握できていないので、ポイントを抑えミスなく走行することを意識。細かなところで攻め切れない部分はあったが、先行走行でマイナスになるような走りではなかった。前後入れ替え後追いに。今レイアウトは縦方向に振り返すコーナーが多いため、前車のタイヤスモークに巻かれ、視界を失い、後追い車がミスをするというパターンで勝負が決まることが多く見えたので、自車の位置・向きを見失わないように注意して走行をした。結果的に各コーナーで相手の懐にマシンを運ぶことができ、アドバンテージを取った。コーナーの繋ぎの部分で一瞬離されるシーンがあったが、瞬間的にトラクションをかけられるGTRadialのニュータイヤ SX2 RSのおかげですぐに差をつめることができた。ジャッジ判定は3名とも私に軍配。接戦ながらも、TOP16に駒を進めた。

 TOP16の対戦相手はPROクラスルーキー、Jonathan Nellen選手(Shelby American Drift Team / NISSAN S14 SILVIA NEXEN TIRE)。Rd.4までMustangを使用し、レースへ参戦していた彼だが、今ラウンドに持ち込んだのはV8エンジンを搭載したS14シルビア。私はTOP32の対戦でコースに対して少し慣れており、自信をもってコーナーに飛び込むイメージがついていた。1本目は先行。TOP32同様、ミスなく各所ゾーンをしっかり取って走行することをイメージ。TOP32時の先行走行よりも良い走行ができた。Jonathan選手が後追い時に大きなミスをしたという情報が無線から入る。後追いは[無理をせず、一定の距離を保ち、攻める必要はない]というスポッターからの指示。スタートから、最終コーナーまで指示通り、攻めすぎず落ち着いた走行を行う。そして最終コーナー、フィニッシュライン手前。前走車のJonathan選手のドリフトアングルが大きくなる。それに合わせようと、アングルをつけた瞬間に、リアタイヤの設置感がゼロになった。前走車のタイヤスモークによりコースがはっきりとみえていなかったが、感覚的にコースがある位置にいるとおもっていた。しかし、自車がいる位置はコースアウトぎりぎりの場所であった。完全に自車位置を見失ったことにより、私は大きくコースアウト。気を付けていたはずのミスをしてしまい、非常に悔しい思いをした。Rd.5は、TOP16でフィニッシュとなった。

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