レポート

SUPER GT

Round7 AUTOPOLIS GT 300km RACE決勝レポート

2022年10月6日

決勝レース直前のトラブルでピットスタートに

最後尾から太田選手、小林選手がプッシュして走り

ポイント圏を目指したが無念の19位でフィニッシュ

■調子は悪くなかったが細かな齟齬が続いた週末

SUPER GTシリーズも残りはあと2戦。一つ一つのレースの重要度が飛躍的に高まってくることは言うまでもありません。そんな中、このオートポリスでは78㎏だったサクセスウエイトが半分の39㎏に減らされます。TEAM UPGARAGEの#18を始め、上位陣にとってはチャンスになるレースなのですが、それを生かせるかどうか。

結果からご報告すると#18はオートポリスのレースを19位で終わることになりました。今回のレースウイークは土曜日の予選から、何か少しずつかみ合わないようなところがあったのです。予選はQ1を小林選手が2位で通過してQ2に期待をかけましたが、太田選手はクリーンな状況でアタックできずに11位に。それでも決勝ではポイントを十分に狙えるポジションなのですが、決勝前にトラブルが発生しピットスタートになってしまったのです。

順を追って報告すると、決勝レース前のウォームアップランの最後にエアジャッキが故障したことが判明。これを直すためにメカニックは懸命に作業しましたが、ある程度は時間がかかるのでピットスタートを選択。これは全車がスタートしてからピットロードを出るので、つまりは最後尾です。スタートドライバーは太田格之進選手でしたが、最後尾の27番手からプッシュを続け、徐々にポジションを上げて20周目になるころには21位までアップします。途中、16周目にはコースアウトしたマシンが出てFCYが宣言されますが、赤旗になるような大きなトラブルはありませんでした。

64周のレースの1/3を過ぎるころからピットインが始まり、ここをうまく立ち回れば順位を上げることができます。#18は28周目にピットインして小林崇志選手と交代、ルーチンの作業を行い復帰しましたが、続けてもう1回ピットへ。このタイミングでドライブスルーペナルティを消化したのですが、これは先のFCY中に減速違反を取られたためです。

結局2回のピットになり、通常は1回のピットで済ませる300㎞のレースなので、プラス1回分のハンディは大きく約30秒は遅れることに。最終的にこれが大きく響いて、小林選手のプッシュにも関わらず19位でゴールを迎えました。予選からマシンのバランスは良かったので上位でのフィニッシュを期待しましたが、なんとも残念な結果で終わることに。次の最終戦もてぎではサクセスウエイトはゼロになります。ウエイトなしのガチンコ勝負で今年3度目の表彰台、しかしまだない優勝を狙っていきます。

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