レポート

FORMULA DRIFT

Round4 ENGLISHTOWN, NEW JERSEY

2023年8月18日

(Thursday) 2023年6月22日
練習/予選日
前ラウンド同様、例年のコースレイアウトから変更がなされた。基本的に使用するコースは同様であるが、アウトゾーン2がわずかに延長され、それに合わせインクリップ1の位置が変更された。前ラウンドに比較するとサイズは小さいが同様に8の字のようなレイアウトで、振り返しポイントは2箇所がある。ドラッグレース場として建設されたこのトラックは、数年前にドリフトトラックへと改築された。8の字の中央にはドラッグストリップの名残ともいえるコンクリート舗装が残っており、路面ミューの違い、更には若干の高低差があるコースである。コースを囲むように観客席が作られ、スタジアムのように各アングルからレースが楽しめる人気なトラック。練習走行は2つのセッションに分けられた。前半は単走走行の組み立て、後半には追走走行に向けて調整していく予定でいた。1つ目のセッションでは順調にマシンのセットアップを行うことができ、パワーレベル、タイヤプレッシャーを探ることができた。しかし2つ目のセッションが開始と同時に駆動系に異変が発生。2つ目のセッションの大半を使用し、マシンの補修をすることを余儀なくされた。チームは約50分という短い時間で大掛かりな修復を終え、マシンをコースに戻した。セッション残り僅かのところで、1周のみ走行する機会を得ることができ、十分ではなかったが予選に向けてマシン、ドライバー共にデータを取ることができた。
予選走行は日暮れ後の夜間にスタート。路面温度の変化に足をすくわれるドライバーが多く、全体的に点数が伸び悩む中、自身の予選順となった。まずはラインをしっかり押さえること、そして更に振り出しでの迫力を出すことを意識し、スタート。アウトゾーン1への振り出しは予定通り素早く角度をつけることができたが勢いを殺しきれずにフロントが少し流れ、左リアタイヤ1輪がわずかにコースアウトしてしまう。その他のライン、各振り返しは問題なくまずまずの出来栄えとなったが、脱輪の減点が入り、予選得点は85.33pt、8位で通過となった。

(Saturday) 2023年6月24日
決勝トーナメント
TOP32の対戦相手は同じくGTRadialタイヤで参戦するベテランドライバー、Dean Kearney選手(Dodge Viper/GT Radial)。彼との対戦は2018年の最終戦以来となる。彼のマシンが搭載するV12ツインターボエンジンはエンジン回転が低い状態で優に1000馬力を出力する。それ故にエンジン音から相手のアクセル開度を予測することが難しく、後追い時にはより一層気を付けなければならない。1本目は先行。先行でしっかりとアドバンテージを取りたいところ。アウトゾーン1から2の間に少し2台の距離が開く。その差を詰めるためにDean選手がアウトゾーン2の中央付近に向け加速するも、2台のラインが交差し、クラッシュ。左側前後タイヤにダメージを負い、10分間の修復時間を与えられた。チームは懸命に修復をし、2本目の走行を行うことができた。アライメントが大幅に狂っており、ベストな後追いはできなかったものの、1本目のクラッシュはDean選手が要因であるというジャッジが下り、私たちはTOP16に駒を進めた。
TOP16の対戦相手は今期チーム移籍を行ったSimen Olsen選手(Nissan Silvia/GT Radial)。移籍後、スーパーチャージャー搭載のV8マシンを操り、上り調子の彼であるが、なんとか打ち勝ちTOP8に駒を進めたいところ。1本目は先行。走行直前に通り雨が降り、路面上にあったタイヤカスを洗い落とした。走行の際こそドライ路面に戻ったものの、通り雨前に比べると路面グリップは著しく上昇しており、私が先行の際にはグリップ変化を若干読み間違え、アウトゾーン3では走行ラインが少し小さくなってしまう。Simen選手はアウトゾーン2中盤から接近した追走を見せていた。入れ替えた後追いでは、Simen選手の後追い走行同様、アウトゾーン2周辺から相手のドアへしっかりとマシンを置き、食い込みを見せた。
ジャッジは判定に時間を要したが、結果はSimen選手に軍配。先行時の私のわずかなラインミスと後追い時の自身のマシンの動きにスムーズさが欠けていたことが判定の理由となった。 第4戦ではTOP16でトーナメントを去る結果となった。

RELATED CONTENTS