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Round1 OKAYAMA 決勝レポート
Rd.1 決勝 レポート
課題残る開幕戦、しかし光明も見えた一戦
予選日に引き続き、岡山国際サーキットは青空が広がる絶好のレース日和となりました。
日差しの下では汗ばむほどの陽気となり、例年の開幕戦と比べても路面温度が高くなることが想定される中、タイヤマネジメントが勝負の鍵を握る一戦となりそうです。
朝9時半というまだ早い時間帯にもかかわらず、前日を上回る来場客でピットウォークは大盛況。多くのファンの熱い視線が、コース上の戦いへと注がれていました。

◆岡山県警の先導でレーススタート
13:30、岡山県警のパトカーと白バイに先導される形でパレードラップがスタート。
フォーメーションラップを挟み、いよいよ3周目からレースが幕を開けます。
新体制の開幕戦で大役を担うスタートドライバーは、ルーキー・新原光太郎選手です。
1周目の攻防でひとつポジションを落としてしまうものの、その後はデビュー戦とは全く思えない冷静な走りでライバルたちと互角のペースで渡り合います。
大きなトラブルもなくレースが3分の1を経過し、ピットウィンドウがオープンするとGT300クラスにもちらほらとピットインするチームが現れ始めました。

◆35周目、猛プッシュからのピットイン
18号車は大半のチームと同様、やや引っ張る戦略を選択。
35周目前後でのピットインを目指し、新原選手はタイヤを使い切る猛プッシュを敢行します。その走りは、デビュー戦とは思えない力強さに満ちたものでした。
満を持してのピットインでしたが、ここで思わぬ誤算が生じます。
新体制ということもあってか、給油とタイヤ交換の作業でミスが発生。ライバルチームに対して5秒ほどのタイムロスを喫してしまいます。
新シーズンの初陣という緊張感漂う場面でのミスは、レース後半の展開に大きな影を落とすこととなりました。

◆小林選手の猛追、しかし届かず
ドライバー交代を終えた小林選手は19番手でコースへ復帰。
全車のピット作業が完了した時点で14番手に戻る計算でしたが、ピット作業でのロスに加え、他車のタイヤ二輪交換によるオーバーカットも重なり、実質的な順位は18番手という厳しい状況へと追い込まれてしまいます。
それでも小林選手は諦めません。
コース復帰直後に5秒以上あった前走車との差を、鬼気迫る走りで1秒圏内まで削り切り、終盤15周以上にわたる息の詰まるバトルを展開します。
しかし、ライバルも意地を見せる中でオーバーテイクには至らず、惜しくもP18でチェッカーフラッグを受けることとなりました。

◆課題と光明、次戦富士へ
持ち込みのセットアップが機能しなかった公式練習から始まり、ピット作業でのロスと、課題の多い開幕戦となってしまいました。
しかし、この一戦にはポジティブな側面も確かに存在します。
比較的良好なロングランペースはチームの手応えとなりましたし、何よりルーキー・新原選手がデビュー戦において他のドライバーたちと遜色ないペースでレースをまとめ切ったことは、今後のシーズンに向けた大きな収穫と言えます。
「課題を克服し、次戦では表彰台フィニッシュを」—— そのひと言に、TEAM UPGARAGEの今シーズンにかける覚悟が滲みます。
次戦・富士でのさらなる飛躍に向け、チーム一丸となって準備を進めていきます。
引き続き熱いご声援をよろしくお願いいたします。
