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REPORT (SGT)

Round2 FUJI 決勝レポート

Rd.2 決勝 レポート
まさかのトラブルに苦しんだ富士3時間レース

前夜は強風と大雨が富士スピードウェイを激しく叩きつける荒れた天候となりましたが、当初の予報より早めに雨が止み、10時ごろから始まったピットウォークは汗ばむほどの陽気に。
しかし、このまま太陽が出続ければ路面温度が持ち込んだタイヤの作動レンジを超えてしまう可能性もあり、チームはレース直前まで天気の動向を注視しながらセッティングの最終調整を続けます。

◆ウォームアップ走行〜スタート前 — 晴天の中、最後まで煮詰めるセッティング

12:30から始まったウォームアップ走行でも相変わらずの晴天が続きます。しかしペースは14番手とあまり芳しくなく、チームに緊張が走ります。ガレージへ戻ると、新原選手・小林選手とエンジニアが三者で入念なミーティングを実施。セッティングを徹底的に煮詰めます。
13:30からのグリッドウォークでは、ストレート上に非常に強い風が常時吹き付けるコンディション。様々な要素を総合的に判断した結果、チームは大きなセッティング変更は行わずレーススタートに臨むという決断を下しました。

◆レース前半 — 序盤の苦戦を乗り越え、新原選手が追い上げを見せる

今回もスタートドライバーを務めるのは新原光太郎選手です。
しかし、スタート直後の1コーナーで好スタートを切った777号車にインに飛び込まれ、早くもP11へと後退してしまいます。
その後も思うようにペースを上げられず2台にパスされP13まで順位を落とす苦しい展開となりますが、レース開始から10分ほどで徐々にペースが復調し、P13で着実に周回を重ねていきます。
そしてレース開始から30分が経過したころ、新原選手が前を走る60号車を巧みに攻略してP12へポジションアップ。デビュー2戦目とは思えない積極的な走りを見せます。
しかしその直後、新原選手から「ステアリングセンターがずれている」という不調の報告が入ります。走行不能なトラブルではないと判断され、そのまま走行継続となりましたが、チームのモニターには不安な空気が流れます。
レース開始から50分ほど経過するとライバルチームのピットインが始まる中、18号車はドライバー交代義務をこの1度目のピット作業で消化するため、レース時間の3分の1となる1時間以上が経過したタイミングでのピットインを狙いステイアウトを継続します。

◆レース後半 — 右フロント損傷が発覚、長時間のガレージ作業で苦闘

レーススタートから1時間10分が経過したところで、満を持してピットイン。ドライバー交代・タイヤ交換・給油のフルサービスをこなしてコースへ復帰します。しかし、ピットロードを走行中に小林選手からも「ステアリングがまっすぐにならない」という無線が届き、FCY中に再度ピットへと戻ることを余儀なくされます。

ガレージで車両を詳しく確認すると、右フロントの足回りに損傷があることが判明しました。チームは速やかにスペアパーツでの修復作業に取り掛かります。約40分という長い時間をガレージで費やしながらも、メカニックたちは諦めることなく作業をやり遂げ、残り1時間のタイミングでついにコースへ復帰を果たします。

復帰後、残り50分のところでFCY中のピットインに対するペナルティストップ60秒を消化。それでも小林選手はコースへ留まり、残り時間を使って貴重なロングランデータの収集に専念します。チームの次なる戦いに向けた布石を、苦しい状況の中でも着実に積み重ねました。
レース残り8分ほどでピットインして給油義務を果たし、周回数の規定により完走扱いとして、最終的にP28でチェッカーフラッグを受けることとなりました。

◆次戦富士での雪辱を誓って

開幕戦の悔しい結果を挽回すべく臨んだ第2戦でしたが、まさかのトラブルに見舞われる厳しい2戦目となってしまいました。修復後のロングランペースにおいても上位勢と比較して0.5〜1秒近くの差があり、速さの面でもまだ改善の余地を残しています。
なお、当初予定されていたマレーシア・セパン戦は中東情勢の影響により中止となり、次戦は8月の富士となります。インターバルをしっかりと活用し、トラブルの再発防止とペースの改善に全力で取り組み、次回こそ上位フィニッシュを掴み取ります。引き続きTEAM UPGARAGEへの温かいご声援をよろしくお願いいたします。